論文ワークブック

論文ワークブック

大学生と留学生のための

浜田麻里/平尾得子/由井紀久子[著]

定価
2,750円(2,500円+税)
ISBN
978-4-87424-127-1 C3081
発売日
1997/4/1
判型
B5
ページ数
192頁 + 別冊32頁
ジャンル
初年次教育 ― スタディ・スキルズ
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紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

論文を書くための実践的なノウハウを詰め込んだ。「説得力のある論文」の書き方、「論文の骨組みとなる表現」の練習をドリルによって身につける。上級日本語学習者、大学生むけ。

関連情報
【テキスト採用】
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目次
この本を使って学ぶみなさんへ
<ことば>の記号の見方
この本を使って教える方へ

■基礎編

 1 よく使われる文の形
 2 よく使われる語と表現
  2-1 論文で使ってはいけない語と表現
  2-2 論文でよく使われる語と表現
 3 引用
  3-1 引用
  3-2 要約
 4 句読点
  4-1 句点
  4-2 読点
 5 表記規則
  5-1 横書きの場合
  5-2 縦書きの場合
  5-3 手書き原稿
  5-4 ワードプロセッサ原稿
 6 まとめの練習
 
■論文編

I 論文ってどんなもの?
 1 論文とは
 2 論文の構成
 3 構成の作り方
 4 本論のまとめ方
 5 書いてみよう(1)
 6 3種類の文
 7 書いてみよう(2)
 8 論文のモデル
 
II 序論
 1 序論の役割
 2 背景説明
  2-1 事物の説明
  2-2 先行研究の紹介
   2-2-1 先行研究の概要の紹介
   2-2-2 先行研究の部分的紹介
 3 問題提起
  3-1 問題点を指摘する
  3-2 疑問を示す
 4 方向付け
  4-1 目的の明示
  4-2 問題解決の方法
 5 書いてみよう
 6 全体の予告
 
III 本論
 1 本論の役割
 2 論拠提示
  2-1 データ提示
   2-1-1 事柄データ
   2-1-2 数量データ
   2-1-3 文章データ
  2-2 意見提示
   2-2-1 データ解釈
   2-2-2 考察
 3 結論提示
 4 行動提示
  4-1 部分の予告
  4-2 部分のまとめ
 5 論の展開
 6 書いてみよう
 
IV 結び
 1 結びの役割
 2 全体のまとめ
 3 評価
 4 展望提示
 5 書いてみよう
 
■資料編

I 場面別表現集
 1 図表に関する表現
  1-1 図表を紹介する
  1-2 数に関する表現
  1-3 図表を用いて説明する
  1-4 図表に示されたデータの解釈を提示する
 2 資料に関する表現
  2-1 使用する資料を示す
  2-2 古語や外国語の資料を引用する
 3 調査・実験に関する表現
  3-1 調査の概要を示す
  3-2 実験の概要を示す

II 展開の技術
 1 例を挙げる
 2 対比する
  2-1 類似点を挙げる
  2-2 相違点を挙げる
 3 注目させる
 4 推論を示す
 5 結論の補強

III 卒業論文、学術論文のために
 1 論文の付属要素
  1-1 表題
  1-2 要旨
  1-3 キーワード
  1-4 目次
  1-5 付記
  1-6 注
  1-7 参考文献
  1-8 付録
 2 書いてみよう

<ことば>一覧
引用文献番号および出典
参考資料
あとがき

<別冊>解答編

コラム
 1 終わりよければ…―文末の表現―
 2 論文における「…なら」「…ば」「…と」「…たら」の用法(1)―なら―
 3 論文における「…なら」「…ば」「…と」「…たら」の用法(2)―ば―
 4 論文における「…なら」「…ば」「…と」「…たら」の用法(3)―と―
 5 論文における「…なら」「…ば」「…と」「…たら」の用法(4)―たら―
 6 主語を表す「…は」「…が」(1)―は―
 7 主語を表す「…は」「…が」(2)―が―
 8 「…から」「…ので」「…ため」(1)―Fの文と理由節―
著者紹介
浜田 麻里(はまだ まり)

大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科日本学専攻博士後期課程退学。

現在、京都教育大学准教授。



平尾 得子(ひらお とくこ)

大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科日本学専攻博士後期課程退学。

現在、大阪大学日本語日本文化教育センター准教授。



由井 紀久子(ゆい きくこ)

兵庫県生まれ。大阪大学大学院文学研究科日本学専攻博士後期課程修了。文学博士。

現在、京都外国語大学日本語学科教授。