現代日本語文法4

現代日本語文法4

第8部モダリティ

日本語記述文法研究会[編]

定価
3,080円(2,800円+税)
ISBN
978-4-87424-285-8 C3081
発売日
2003/11/15
判型
A5
ページ数
320頁
ジャンル
日本語学 ― <現代日本語文法>
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リアル書店在庫
紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

日本語文法研究の気鋭の執筆陣が、日本語文法の細目を詳解する新シリーズの1回配本4巻(全7巻)。モダリティの体系/表現類型のモダリティ/評価のモダリティ/認識のモダリティ/説明のモダリティ/伝達のモダリティ


<現代日本語文法>
■日本語記述文法研究会 編
日本語文法研究の気鋭の執筆陣が、日本語文法の細目を詳解する。日本語の文・・・(全文を読む)法現象について調べたいこと、知りたいことがわかる、網羅的で体系的な参照文法シリーズ。全7巻(完結)。

関連情報
【誤植・修正】
●第2刷→第3刷(2014年1月発行)
・Xページ(目次)
(誤)現代日本語文法総目次 302
   日本語記述文法研究会メンバー一覧 304
(正)現代日本語文法総目次 291
   日本語記述文法研究会メンバー一覧 293
・126ページ 下4行目 「場合」をトル
(誤)不満を表す場合ことが 
(正)不満を表すことが
・156ページ下2行目 れを追加
(誤)考えらる
(正)考えられる
・233ページ 表
イ形容詞述語 「忙しくない」の特別丁寧体 「でした」をトル
(誤)忙しゅう(は)ございませんでした
(正)忙しゅう(は)ございません。

●第4刷→第5刷(2021年3月)
・38ページ 16行目 2つ目のφを削除
(誤)「静か{φ/だった/φ}じゃない。」
(正)「静か{φ/だった}じゃない。」
・214ページ 9行目 *を削除
(誤)「*わけではありませんか」
(正)「わけではありませんか」
目次
■第8部 モダリティ■
第1章 モダリティの概観
第1節 モダリティとは
1. 命題とモダリティ
2. 命題・モダリティの区別と文の内部構造
3. モダリティの要件
第2節 モダリティの種類
1. 文の伝達的な表し分けを表すモダリティ
2. 事態に対するとらえ方を表すモダリティ
3. 先行文脈と文との関係づけを表すモダリティ
4. 聞き手に対する伝え方を表すモダリティ
第3節 モダリティの相互関係
1. 表現類型のモダリティから見たモダリティの分化
2. 情報系のモダリティの文における分化 
3. 行為系のモダリティの文における分化 
4. 感嘆のモダリティの文における分化
第4節 モダリティを十分にもたない文

第2章 表現類型のモダリティ
第1節 表現類型のモダリティとは
第2節 叙述のモダリティ
1. 叙述のモダリティとは
2. 平叙文の機能 
3. 表出的な文 
第3節 疑問のモダリティ
1. 疑問のモダリティとは
2. 否定疑問文
3. 「のか」疑問文
4. そのほかの疑問文
5. 質問以外の機能
第4節 意志のモダリティ
1. 意志のモダリティとは
2. 「しよう」
3. 「する」
4. そのほかの意志のモダリティの形式
第5節 勧誘のモダリティ
1. 勧誘のモダリティとは
2. 「しよう」
3. 「しようか」
4. 「しないか」
第6節 行為要求のモダリティ
1. 行為要求のモダリティとは
2. 命令
3. 依頼
4. 許可・勧め・助言
5. 禁止
第7節 感嘆のモダリティ
1. 感嘆のモダリティとは
2. 文末名詞による感嘆文
3. 「なんと」による感嘆文
4. 感嘆文の周辺

第3章 評価のモダリティ
第1節 評価のモダリティとは
1. 評価のモダリティの規定
2. 評価のモダリティの主な形式と分類
3. 評価のモダリティの形式の性質
第2節 必要
1. 「といい」「ばいい」「たらいい」
2. 「方がいい」
3. 「べきだ」
4. 「なくてはいけない」
5. 「ものだ」「ことだ」
6. 「ざるを得ない」「ないわけにはいかない」
  「しかない」
第3節 許可・許容
1. 「てもいい」
第4節 不必要
1. 「なくてもいい」
2. 「ことはない」
第5節 不許可・非許容
1. 「てはいけない」

第4章 認識のモダリティ
第1節 認識のモダリティとは
1. 認識のモダリティの規定
2. 認識のモダリティの形式の諸特徴の概観
第2節 断定と推量
1. 概観
2. 断定形
3. 「だろう」
第3節 蓋然性
1. 概観
2. 「かもしれない」
3. 「にちがいない」
4. 「はずだ」
第4節 証拠性
1. 概観
2. 「ようだ」
3. 「らしい」
4. 「(し)そうだ」
5. 「(する)そうだ」
第5節 そのほかの認識のモダリティの形式
1. 「のではないか」
2. 発話現場での認識の成立を表す疑問形式
3. 知覚動詞文・思考動詞文

第5章 説明のモダリティ
第1節 説明のモダリティとは
1. 説明のモダリティの規定
2. 説明のモダリティの周辺
第2節 「のだ」
1. 「のだ」の全体像
2. 提示の「のだ」の性質と用法
3. 把握の「のだ」の性質と用法
4. 「のだ」に関連する表現
第3節 「わけだ」
1. 「わけだ」の全体像
2. ほかの形式との比較
3. 「わけだ」の否定の形 
第4節 「ものだ」と「ことだ」
1. 「もの」「こと」と「ものだ」「ことだ」
2. 「ものだ」
3. 「ことだ」

第6章 伝達のモダリティ
第1節 伝達のモダリティとは
1. 伝達のモダリティの規定
2. 伝達のモダリティの下位類
第2節 丁寧さのモダリティ
1. 丁寧さのモダリティの規定
2. 接続と形
3. 機能
4. 丁寧さのモダリティ以外の丁寧さ
第3節 伝達態度のモダリティ
1. 伝達態度のモダリティの規定
2. 伝達を表す終助詞
3. 確認・詠嘆を表す終助詞
4. 終助詞相当の形式
著者紹介
《日本語記述文法研究会メンバー一覧》
仁田義雄(代表)
○安達太郎,阿部忍,○雨宮雄一,庵功雄,石黒圭,岩崎卓,岡部寛,川越菜穂子,黄淑燕,小林英樹,佐野由紀子,塩入すみ,渋谷勝己,清水佳子,白川博之,○高梨信乃,高橋美奈子,張麟声,中西久実子,中畠孝幸,○野田春美,野田尚史,浜田麻里,林雅子,日高水穂,前田直子,○宮崎和人,森山卓郎,八亀裕美,山田敏弘,渡部学

○…本巻の執筆担当者