指示詞

品切

日本語文法セルフマスターシリーズ 4
指示詞

金水敏/木村英樹/田窪行則[著]

定価
2,200円(2,000円+税)
ISBN
978-4-87424-034-2 C3081
発売日
1989/5/1
判型
B5
ページ数
114頁
ジャンル
日本語教材 ― <日本語文法セルフマスターシリーズ>
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リアル書店在庫
紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

「コ」「ソ」「ア」「ド」の使い分けは日本語学習者にとって難しいもの。基本的な用法から心理的、慣習的用法までイラストで詳しく説明し、ドリルで確認する。総ルビ付き。


<日本語文法セルフマスターシリーズ>
■寺村秀夫 企画・編集
日本語学習者にとって苦手な文法的問題を選び出し、自然にその文法形式の使い方を会得してもらうよう工夫さ・・・(全文を読む)れた自習用日本語教材。文法的な説明は最小限にとどめられており、例文を見、自分で練習問題を解いていくことによって文法を学ぶことができる。全7巻(完結・品切あり)。

関連情報

目次
はじめに

1「これをください」「あれはなんですか」<現場指示I>

2「この魚はなんといいますか」<現場指示II>

3「これはだれですか」「それは田中さんです」<現場指示III>

まとめ1

復習1

4「そこにいてください」「ここでいいですか」<場所I>

5「ここは,このあたりで一番おいしい蕎麦屋です」<場所II>

6「説明しますから,こっちを向いてください」<方向I>

7「赤い自動車が1台,こっちに向かって走ってきます」<方向II>

8「あっちに見えるのがサンシャインビルです」<方向III>

9「あっちがその気なら,こっちにも考えがある」<対比I>

10「こっちの本よりそっちの本の方がおもしろそうだ」<対比II>

まとめ2

復習2

11「あの時,あなたに…」<この時/その時/あの時>

12「あの人とは,10年以上の友達です」<文脈指示のア>

13「わたしはその人と結婚していただろう」<文脈指示のソ>

14「この人は,一滴も酒が飲めない」<文脈指示のコ>

15「私は彼の絵を見てその才能に感嘆した」<所属関係など>

まとめ3

復習3

16「私も,こんな犬が飼いたいな」<性質・特徴>

17「こう挟んで,こう動かすのです」<動作・作用の様態>

18「ここをこう折ってこうすると,こうなります」<結果の状態>

19「あのときはああ言ったけれど」<発言・思考の内容>

20「こんなにたくさん柿をいただきました」<程度・量I>

21「こう暑いと,勉強がはかどりませんね」<程度・量II>

まとめ4

復習4

22「この結果,A大学の首位は不動のものとなった」<接続表現I>

23「それでいて味わいが豊かだ」<接続表現II>

24「中国からいらっしゃったのですか」「そうです」<応答・述語代用>

まとめ5

復習5

25「あれこれ考えたが,結局決まらなかった」<慣用表現>

26「この3週間,まったく人と話さなかった」<時間の表現>

27「あの人たちは何をしに来ていたんですか」<単数・複数>

28「これほど実態がつかみにくい事件もめずらしい」<程度・量III>

29「これだけ自分の作品が売れているのに…」<程度・量IV>

30「では,こちらをご覧ください」<こちら/そちら/あちら>

まとめ6

復習6

演習問題1

演習問題2

演習問題3

演習問題4

参考文献

索引
著者紹介
金水 敏(きんすい さとし)

1956年大阪府生まれ。東京大学文学部国語学専修課程卒業,同大学院人文科学研究科博士課程中退。現在,大阪大学大学院文学研究科教授。主な著書に『意味と文脈』岩波書店,2000年,『時・否定と取り立て』岩波書店, 2000年(ともに共著)など。



木村 英樹(きむら ひでき)

1953年京都府生まれ。大阪外国語大学中国語学科卒業,東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在,東京大学大学院人文社会系研究科教授。主な論文に「テンス・アスペクト:中国語』(『講座 日本語学』1982,明治書院),「中国語指示詞の『遠近』対立について」(『日本語と中国語の対照研究論文集(上)』1992 [1997 (上) (下)合本],くろしお出版),「『接続』・『完了』の視点を超えて」(『日本語文法』6巻2号,2006年)など。



田窪 行則(たくぼ ゆきのり)

1950年岡山県生まれ。京都大学文学部言語学科卒業,同大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在,京都大学大学院文学研究科教授。主な論文に“On the scope of question and negation in Japanese,” Papers in Japanese Linguistics 10,1985, 「統語構造と文脈情報」『日本語学』第6巻第5号,1987年など。