文法と音声Ⅴ

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文法と音声Ⅴ

音声文法研究会[編]

定価
3,850円(3,500円+税)
ISBN
978-4-87424-346-6 C3081
発売日
2006/9/7
判型
A5
ページ数
239頁
ジャンル
言語学・英語学 ― <文法と音声>
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音声文法を時代に先駆けて提唱したシリーズの第5弾。日本語研究に利用できる膨大な音声データベースの開発、あるいは発話音声コーパスの作成とその利用法の紹介などを含めた、全15編の論文集。


<文法と音声>
■音声文法研究会 編
杉藤美代子氏を慕い集まったメンバーによって運営が行われた音声文法研究会。分野の垣根を越えて集った研究会・・・(全文を読む)メンバーらによる「音声文法」に関連の深い論文を、各巻12~16篇収録。全5巻(完結・品切あり)。

関連情報

目次
第1部 発話・調音運動・感情音声のデータベース化とその分析
 1.3種の音声データベースの完成とそれらの役割
   ―『日本語音声データベース』『大阪・東京アクセント音声辞典』および『乳幼児エミちゃんと母親との対話音声』―
    杉藤 美代子
 2.音声コミュニケーションによる気持ちのやり取り
    ニック キャンベル
 3.性差、および母語が感情音声の知覚に与える影響
   ―日本語、韓国語、英語母語話者を対象として―
    ドナ・エリクソン・昇地 崇明
 4.MRIによる発話器官の観測
    本多 清志
 5.中国語における「無気音」の有声化発音の音韻環境とその知覚
    朱 春躍・杉藤 美代子

第2部 日本語のアクセントとイントネーション
 6.尾張方言疑問詞疑問文の音調
    犬飼 隆
 7.意志形「~よう」のイントネーション―代行上昇をめぐって―
    森山 卓郎
 8.文節と文のあいだ―末尾上げをめぐって―
    定延 利之
 9.語彙情報を用いた会話韻律生成について
    匂坂 芳典・グリーンバーグ陽子・山下 琢美
 10.アクセント対立の分布について
    北原 真冬
 11.音韻およびその配置とアクセント
   ―『柴田さんと今田さん』その後の考察―
    佐藤 大和

第3部 音声と文法の諸相
 12.古代・中世日本語用例のローマ字表記について
    金水 敏
 13.<コラム>歌詞に合わせた曲作り
    柳田 益造
 14.英語の談話における項構造の性差
    熊谷 吉治
 15.関連性理論の計算論的形式化とその応用
    松井 理直

Summary of the papers(英文による各章の要旨)
索引
『文法と音声』シリーズ各巻目次

著者紹介