世界の言語政策 第2集

世界の言語政策 第2集

多言語社会に備えて

山本忠行/河原俊昭[編]

定価
3,080円(2,800円+税)
ISBN
978-4-87424-380-0 C0080
発売日
2007/6/10
判型
A5
ページ数
266頁
ジャンル
言語政策 ― <世界の言語政策>
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日本、韓国、中国、マレーシア、シンガポール、インド、ドイツ、スペイン、モロッコ、ケニア、タンザニアの言語事情、言語政策を詳説。【目次】はじめに 山本忠行/日本と「外国語」―その施策と動向 岡戸浩子/ほか


<世界の言語政策>
外国人観光客、外国人定住者がともに増加して、グローバル化・多言語化が進んでいる日本が、どのようにして・・・(全文を読む)多言語社会を迎えるべきか、その課題や問題解決のヒントを世界各国の言語政策に学ぶシリーズ。全3巻(完結・品切あり)。

関連情報

目次
まえがき(山本 忠行)

第1章 日本における外国語施策の歴史と動向(岡戸 浩子)

第2章 日本の言語政策と多文化共生社会-諸外国の受入れ政策や言語政策との比較を通して-(野山 広)

第3章 解放後の韓国における言語政策の展開(樋口 謙一郎)

第4章 現代中国の言語政策-普通話普及と少数民族語-(フフバートル)

第5章 多言語国家マレーシアの言語政策(河原 俊昭)

第6章 シンガポールの言語政策-英語によるアイデンティティ形成の試み-(田嶋 ティナ 宏子)

第7章 インドの言語政策と言語状況-言語ナショナリズムと英語の拡大-(榎木薗 鉄也)

第8章 ドイツ語はだれのもの?-多様なドイツ語使用者を対象とした言語政策-(四釜 綾子,ペート・バックハウス,山川 智子)

第9章 多言語国家としてのスペインとモロッコ-その現状と歴史的背景- (石原 忠佳)

第10章 スワヒリ語の可能性と限界-ケニアとタンザニアの事例から-(山本 忠行)

あとがき(三好 重仁)
著者紹介
■編者

山本 忠行(やまもと ただゆき)

 創価大学教授。創価大学大学院博士前期課程修了。国際交流基金派遣専門家(日本語教育),ナイロビ大学客員講師,ウィットウォータースラント大学客員研究員などを歴任。著書に『世界の言語政策』(共著,くろしお出版),『多言語社会がやってきた』(共編著,くろしお出版),『アパルトヘイト教育史』(翻訳・解説,桜風社)などがある。



河原 俊昭(かわはら としあき)

 京都光華女子大学教授。東京大学文学部卒業,金沢大学教育学部修士課程修了,金沢大学社会環境科学研究科博士課程修了,博士(社会環境科学)。編著書に『世界の言語政策』(くろしお出版),『多言語社会がやってきた』(共編著,くろしお出版),『外国人と一緒に生きる社会がやってきた!』(くろしお出版)などがある。