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目次

第1部　日本語教育と音声の関わり

　第1章　日本語音声の研究と教育における課題　　　戸田貴子

　第2章　日本語学習者の音声に関する問題点　　　戸田貴子

　第3章　大人になってからでも発音の習得は可能か　　　戸田貴子

　第4章　「発音の達人」とはどのような学習者か　　　戸田貴子



第2部　日本語音声の研究と教育

　第5章　外来語研究の視点―日本語教育の立場から―　　　カッケンブッシュ 知念寛子

　第6章　プロソディ―の基礎研究と日本語教育　　　窪薗晴夫

　第7章　VT（ヴェルボ・トナル）法による日本語音声指導　　　川口義一



第3部　日本語音声の習得

　第8章　中国語母語話者における日本語の有声・無声破裂音の混同　　　劉佳?g

　第9章　韓国語を母語とする上級日本語学習者によるザ行音の習得　　　許舜貞

　第10章　「イ形容詞＋ナイ」の表現意図と韻律的特徴

　　　　　―北京語・上海語話者を対象とした録音実験から―　　　湧田美穂

　第11章　「ヨクナイ」の表現意図の聞き取り

　　　　　―日本語母語話者と韓国人日本語学習者を対象とした聴取実験から―　　　湧田美穂・戸田貴子

　第12章　日本語学習者の韻律の習得に教室内指導が果たす役割

　　　　　―複合語のアクセントを例として―　　　福井貴代美



索引

あとがき

著者紹介

著者紹介

戸田　貴子（トダ・タカコ）◆編著者

　早稲田大学大学院日本語教育研究科教授

　1989年オーストラリア国立大学文学部言語学科卒業（BA First Class Honours），1997年同大学大学院博士号取得（Ph.D.）。オーストラリア国立大学，筑波大学を経て，2000年早稲田大学日本語研究教育センター講師に着任。同センター助教授・早稲田大学大学院日本語教育研究科助教授を経て，2006年より現職。著書にSecond Language Speech Perception and Production：Acqisition of Phonological Contrasts in Japanese（University Press of America），『コミュニケーションのための日本語発音レッスン』（スリーエーネットワーク）など。



カッケンブッシュ知念寛子（カッケンブッシュ チネン ヒロコ）

　名古屋外国語大学名誉教授

　1955年ミシガン大学卒業（BA），1956年ミシガン大学大学院言語学研究科修士課程修了（MA）。1971年同大学大学院博士号取得（Ph.D.）。ミシガン大学，オハイオ州立大学，アデレード大学，オーストラリア国立大学，広島大学，名古屋大学，国際基督教大学を経て，1997年名古屋外国語大学教授に着任。2007年より名古屋外国語大学名誉教授。著書に「外来語の形成とその教育」『日本語教育教師養成参考書16』（国立国語研究所，共著），「外来語分析の課題―規則性と例外について」『日本語研究と日本語教育』（名古屋大学出版会，共著）など。



窪薗　晴夫（クボゾノ・ハルオ）

　国立国語研究所研究系長・教授

　1979年大阪外国語大学英語学科卒業，1981年名古屋大学大学院博士課程前期終了。1983-1986年エジンバラ大学大学院留学，1988年同大学大学院博士号取得（Ph.D.）。南山大学外国語学部助教授，大阪外国語大学助教授，神戸大学文学部助教授・教授，神戸大学大学院人文学研究科教授を経て，2010年より現職。著書にThe Organization of Japanese Prosody（くろしお出版），『日本語の発音教室』（くろしお出版，共著）など。



川口　義一（カワグチ・ヨシカズ）

　早稲田大学大学院日本語教育研究科教授

　1971年早稲田大学政治経済学部卒業，1982年早稲田大学大学院文学研究科単位取得満期退学。修士（文学）。早稲田大学語学教育研究所助教授，早稲田大学日本語研究教育センター助教授・教授を経て，2001年より現職。著書に『ライブ！　成長する教師のための日本語教育ガイドブック』（ひつじ書房，共著），『聴覚・言語障害教育および外国語教育のためのVTS入門』（特定非営利活動法人グベリナ記念ヴェルボトナル普及協会，共著）など。



劉　佳?g（リュウ・カキ）

　早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程修了

　復旦大学外国語言語文学学院日本語学部専任講師



許　舜貞（ホ・スンジョ）

　早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程退学



湧田　美穂（ワクダ・ミホ）

　早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了



福井　貴代美（フクイ・キヨミ）

　早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了

　早稲田大学日本語教育研究センターインストラクター任期付