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ゼロからの統計学

使えるシーンが見える

竹田茂生/藤木清[著]

定価
1,980円(1,800円+税)
ISBN
978-4-87424-471-5 C1033
発売日
2010/4/10
判型
A5
ページ数
216頁
ジャンル
初年次教育 ― スタディ・スキルズ
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紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

数字の情報やグラフがメディアに氾濫する今、統計学の知識は文系学生にも論文作成や就活に必須。難しい数式を極力減らし、身近なテーマのシナリオで、苦手な人も学びやすく工夫した。基本から学び直したい大人の読者にもお勧め。

関連情報
【誤植・修正】
p. 84に誤りがありました。お詫びして修正いたします。
修正箇所のPDFをご用意いたしましたので、下記リンクからダウンロードしてください。
https://www.9640.jp/MATERIALS/471/471_errata_ver.1.pdf

【テキスト採用】
ご採用検討の先生に採用見本をご用意しております。
ご希望の方は下記からお問い合わせください。

https://www.9640.jp/textbook/desk-copy/
目次
■第1章 データをまとめる
 シナリオ  2次データの収集……過去のデータを集める
 1.表とグラフ
 2.表のマナー
 3.グラフの種類
 4.グラフのマナー
 5.Excelを使ったグラフの描き方
  ワークシート
  1-1.表のマナーを身につけよう
  1-2.マナーに注意して表を改善しよう

■第2章 データの視覚化による発見
 シナリオ  学年別に学園祭来場者数を考察
 1.Excelによる表の作成
 2.Excelによるグラフの作成
 コラム  視覚化のウソ―グラフの表現によって2倍が4倍に!―
  ワークシート
  2.グラフを読み取ろう

■第3章 仮説を検証するための道具
 シナリオ  アンケート票の作成……質問項目を考える
 1.変数と尺度
 2.仮説
 コラム パレートの法則からマイレージへ
  ワークシート
  3-1.アンケート調査項目を4つの尺度に分類しよう
  3-2.4つの尺度を使って質問文と選択肢をつくろう

■第4章 全体の傾向をつかむ
 シナリオ アンケート票の集計……データを入力して質問項目ごとに集計する
 1.変数とデータの入力
 2.Excelによる単純集計
  ワークシート
  4-1.ピポットテーブルを用いてF2(住まいの形態)を集計しよう
  4-2.Q3(出かけたことのある祭りやイベント)を集計しよう

■第5章 細部の検討
 シナリオ 質的データの分析……属性別に集計して比較する
 1.クロス集計
 2.比率による集計
 3.Excelによるクロス集計
 コラム  行動生態学から探る殺人行動
  ワークシート
  5.2つの変数を選んでクロス集計をしよう

■第6章 カテゴリーでまとめる
 シナリオ 量的データの整理……データの分布を把握する
 1.量的データとカテゴリー化
 2.Excelによる階級別度数分布表の作成
 3.分布の歪み(ゆがみ・ひずみ)
 一連の行動をはかる
  ワークシート
  6.大学創立年度のヒストグラムを作成しよう

■第7章 データの中心を要約する
 シナリオ 量的データの分析1……データの水準を比較する
 1.代表値
 2.Excelによる代表値の分析
 コラム  オリジナルな物差しをつくる―高感度人間―
  ワークシート
  7.代表値を比較しよう

■第8章 データの散らばり具合をみる
 シナリオ 量的データの分析2……データのばらつきの程度を比較する
 1.散布度
 2.分散と標準偏差の計算例
 3.分析ツールの結果から
  ワークシート
  8.ばらつきを比較しよう

■第9章 データの関係を調べる
 シナリオ 量的データの関連性分析1……2変数の関係をみる
 1.相関
 2.散布図
 3.Excelによる相関係数の算出
 4.相関係数の計算例
 コラム  ""女の子の登校率が上がると,子どもの死亡率が減る”
  ワークシート
  9.相関行列から2変数の関係性を評価しよう

■第10章 データの一方向的関係を調べる
 シナリオ 量的データの関連性分析2……2変数の関係から予測する
 1.回帰モデルの考え方
 2.Excelによる回帰直線の描画
 3.最小二乗法
 4.決定係数
 5.回帰係数と決定係数の計算例
  ワークシート
  10.回帰直線を求め,あてはまりを評価しよう

■第11章 データの違いを判断する
 シナリオ アンケート結果を検証……一部から全体を推し測る
 1.統計的仮説検定の考え方
 2.Excelによるカイ二乗検定
 3.Excelによるt検定
 4.Excelによる回帰係数のt検定
 5.検定における2種類の誤り
 コラム  損益分岐点の話
  ワークシート
  11.回帰分析の結果を整理しよう
著者紹介
竹田 茂生(たけだ しげお)

略歴:上智大学文学部社会学科卒,(株)日経リサーチ調査研究部長を経て,現在,関西国際大学人間科学部教授。専攻は市場調査法,消費者行動学,マーケティング論等。

主著・論文:

『アウトドアライフ21-広がる豊かな心支援ビジネス』(誠文堂新光社1996,共著)

『老舗企業の研究-100年企業に学ぶ伝統と革新』(生産性出版2000,共著)(実践経営学会学術研究奨励賞)

『マーケティングの新しい視点』(嵯峨野書院2003,共著)

『知のワークブック』(くろしお出版2006,共編著)(日本創造学会著作賞)



藤木 清(ふじき きよし)

略歴:関西学院大学大学院商学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。現在,関西国際大学人間科学部教授。専攻は統計学。

主著・論文:

『知へのステップ』(くろしお出版2002,共著)

「キャリア開発のための基礎的スキルに関する研究」(関西国際大学研究紀要2005,共著)

『知のワークブック』(くろしお出版2006,共編著)(日本創造学会著作賞)