SLA研究入門

SLA研究入門

第二言語の処理・習得研究のすすめ方

門田修平[著]

定価
1,980円(1,800円+税)
ISBN
978-4-87424-490-6 C3081
発売日
2010/8/30
判型
A5
ページ数
224頁
ジャンル
言語習得 ― 言語習得入門
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SLA研究のためのノウハウを網羅したコンパクトな入門書。研究のためのアイデア、目的・仮説の設定、データ収集方法の模索、研究計画をいかに作成し、実行に移して、データを収集・分析し、学会報告にどのようにまとめるかを紹介。

関連情報

目次
はじめに:SLA研究は面白い!

Step 1 SLA研究とはどんな学問か
 1.1 第二言語とは? 習得とは?
 1.2 近年のSLA研究興隆の理由
 1.3 SLA研究の種類:仮説検証型と仮説探索型
 1.4 本書の趣旨と対象とする研究のタイプ
    ここで問題です

Step 2 先行文献をいかに読んでテーマを設定するか
 2.1 文献はどのようにして集める?
 2.2 文献はどのようにして読む?
 2.3 研究テーマの設定方法は?
    ここで問題です

Step 3 リサーチプランをいかに作成するか
 3.1 リサーチプランの構成は?
 3.2 研究の背景はどう書く?
 3.3 研究の目的・検討課題・仮説はどう書く?
 3.4 研究方法はどう書く?
 3.5 リサーチプランってこんなもの:サンプルは?
    ここで問題です

Step 4 心理言語学的SLA研究データにはどのようなものがあるか
 4.1 正答数データ
 4.2 プロトコルデータ
 4.3 反応時間データ
 4.4 音声分析データ
 4.5 眼球運動データ
 4.6 脳科学データ
 4.7 コーパスデータ
    ここで問題です

Step 5 実験実施とデータ集計をどのようにして行うか
 5.1 被験者をいかに集めるか
 5.2 実験実施上の留意点
 5.3 データ集計の実際
    ここで問題です

Step 6 学会発表をどのようにして行うか
 6.1 結果から結論・考察をいかに導くか
 6.2 発表学会・研究会を選ぶ
 6.3 発表プロポーザルを書く
 6.4 学会発表のノウハウ
    ここで問題です

Step 7 第二言語習得研究の目的は
 7.1 文献紹介:統計処理、論文の書き方、研究法、用語辞典
 7.2 第二言語習得研究に必要な資質
 7.3 第二言語習得研究の究極の目的
    ここで問題です
著者紹介
関西学院大学・大学院教授〈博士(応用言語学)〉

専門は心理言語学、応用言語学。 現在は、ことばの科学研究会(JSSS)、大学英語教育学会(JACET)リーディング研究会、外国語教育メディア学会(LET)関西支部基礎理論研究部会の3つを中心に活動。

主な著書:『英語リーディングの認知メカニズム』(共編著:くろしお出版)、『英語の書きことばと話ことばはいかに関係しているか』(2002年大学英語教育学会学術賞)(くろしお出版)、『英語のメンタルレキシコン:語彙の獲得・処理・学習』(編著:松柏社)、『応用言語学事典』(共著:研究社)、『決定版 英語シャドーイング』(共著:コスモピア)、『決定版 英語エッセイ・ライティング』(監修・共著:コスモピア)、『第二言語理解の認知メカニズム』(単著:くろしお出版)、『日本人英語学習者の英単語親密度・文字編』(共著:くろしお出版)、『英語語彙指導ハンドブック』(共編著:大修館書店) 、『シャドーイングと音読の科学』(単著:コスモピア)、『ことばと認知のしくみ』(共編著:三省堂)、『シャドーイングと音読:英語トレーニング』(監修・共著:コスモピア)、『日本人英語学習者の英単語親密度・音声編』(共著:くろしお出版)、『リーディングとライティングの理論と実践:英語を主体的に「読む」・「書く」 (英語教育学大系第10巻) (共著:大修館書店)、『英語リーディング指導ハンドブック』(共編著:大修館書店)など。