現代日本語の二字漢語動詞の自他

現代日本語の二字漢語動詞の自他

張志剛[著]

価格
3,800円+税
ISBN
978-4-87424-641-2 C3081
発売日
2014/11/26
判型
A5
ページ数
200頁
ジャンル
日本語学 ― 日本語学専門
オンライン書店
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「発展する」のような「二字漢語動詞」について、新聞から用例を採取しその出現状況を調査することによってそれぞれ「自動詞」「他動詞」「自他両用動詞」に分類する。そして語構成を手掛かりにその自他を決める規則を導き出す。

関連情報

目次
第1部 本研究の基礎データ

第1章 序論
1.1 研究動機
1.2 研究目標
1.3 先行研究から見た本研究の特色
1.4 研究対象
1.5 本研究に用いる資料の作成方法

第2章 二字漢語動詞の選定と概観
2.1 データ資料
2.2 二字漢語動詞の抽出方法と結果
2.3 二字漢語動詞の概観
2.4 「する」形式などを伴わない二字漢語動詞について

第3章 二字漢語動詞の自他
3.1 動詞の自他とは
3.2 自他の認定基準
3.3 二字漢語動詞の自他の使用状況
3.4 コーパスによって二字漢語動詞の自他を認定する際の問題点

第4章 二字漢語動詞の語構成
4.1 語構成の定義と構成項目
4.2 構成要素の品詞性及び結合関係の判断方法
4.3 分類が難しい二字漢語動詞について
4.4 二字漢語動詞の語構成の概観

第2部 規則篇―二字漢語動詞の自他決定の規則

第5章 AV型二字漢語動詞
5.1 研究対象
5.2 問題の所在と解決方法
5.3 自他による動詞的要素の細分類
5.4 形容詞の細分類―変化の程度を表す「大きく」「激しく」について
5.5 形容詞的要素と動詞的要素との意味関係について―動補型において
5.6 修飾型のAV型漢語動詞
5.7 動補型のAV型漢語動詞
5.8 まとめ

第6章 VN型二字漢語動詞
6.1 研究対象
6.2 問題提起
6.3 考察
6.4 まとめ

第7章 VV型二字漢語動詞
7.1 研究対象
7.2 問題の所在
7.3 問題の分析
7.4 考察
7.5 まとめ

第8章 その他の二字漢語動詞
8.1 考察対象
8.2 MV型漢語動詞
8.3 接辞型漢語動詞
8.4 その他の漢語動詞
8.5 まとめ

第3部 個別篇―二字漢語動詞の自他と和語動詞との関連性

第9章 VN型二字漢語動詞の「骨折」と「骨を折る/骨が折れる」
9.1 問題提起
9.2 データの概要と調査方法
9.3 調査の結果
9.4 考察
9.5 まとめ

第10章 和語複合動詞と対応するVV型二字漢語動詞の意味と自他
10.1 問題の提起
10.2 考察対象及び先行研究の概観
10.3 調査
10.4 和語複合動詞とVV型漢語動詞との自他使用
10.5 まとめ

第4部 日本語教育への応用及び今後の課題

第11章 日本語教育への応用のための基礎資料
11.1 旧・日本語能力試験語彙リストにおける出現状況
11.2 日本語教育との関連(1)
11.3 日本語教育との関連(2)

第12章 今後の課題
12.1 本研究の研究結果
12.2 今後の課題
著者紹介
張 志剛(ちょう しこう)
1976年中国吉林生まれ
2007年3月一橋大学言語社会研究科博士前期課程修了
2013年3月一橋大学言語社会研究科博士後期課程修了 博士(学術)
2013年8月より中国・広東外語外貿大学日本語科講師
主要論文
「語構成による漢語動詞の自他使用の予測可能性―形容詞性要素と動詞性要素からなる漢語動詞の場合―」 〈『言語社会』4 2010〉
「変化の程度を表す「大きく」「激しく」について」〈『日本語/日本語教育研究』1 2010〉
「「骨折する」と「骨を折る」「骨が折れる」について」〈『一橋日本語教育研究』2号 2014〉
「和語複合動詞と対応する漢語動詞の意味と自他」〈『一橋大学国際教育センター紀要』5 2014〉