英語デトックス

英語デトックス

世界は英語だけじゃない

山本忠行/江田優子ペギー[編]

価格
2,200円+税
ISBN
978-4-87424-703-7 C1087
発売日
2016/6/20
判型
A5
ページ数
224頁
ジャンル
英語教育・英語学習 ― 英語教育専門
オンライン書店
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小学校での英語必修化に企業の英語公用語化と、日本社会にかつてない英語の波が押し寄せている。英語ができればいいのか? 英語学習に「落とし穴」はないのか? 海外での事例も参考にしながら英語とのつき合い方をまじめに考える。

関連情報

目次
  <序章> 英語は何をもたらしたのか 山本忠行


◆第1部 「英語の毒」はどこに潜んでいるか
 1. 劇薬としての英語  仲 潔
 2. 英語の普及にどう向き合うべきか  杉野俊子
 3. なぜ英語一辺倒になってしまうのか―英語を学ぶ目的観の確立を!―  波多野一真
  コラム1 電子化の時代における日本語と英語  河原俊昭

 <座談会> 現場の英語教師が本音で語る「英語デトックス」―グローバル時代の言語教育をめぐって―

◆第2部 英語教育はどうあるべきか
 4. 小学校英語教育の問題と効果を考える  高垣俊之
  コラム2 地球市民を育てる小学校外国語活動  椿まゆみ
 5. 「外国語教育」はどうあるべきか―英語だけでよいのか―  岡戸浩子
  コラム3 英語以外の言語学習がもたらす「ことばへの気づき・異文化への目覚め」  松原好次

◆第3部 海外に学ぶ英語とのつきあい方
 6. 「双頭の竜」と闘うシンガポール人―ネイティブ信仰からの脱却―  江田優子ペギー
  コラム4 フィジーの人々に見る英語とのつきあい方  後藤田遊子
 7. 東アジアの外国語教育に学ぶ  原 隆幸
  コラム5 おもてなしの多言語対応―東京オリンピックに向けて  ―  江田優子ペギー
 8. ヨーロッパに見る英語とのつきあい方  山川智子
 9. グローバル時代にこそ必要な近隣外国語教育―スペイン語も重視するブラジル―  柿原武史
  コラム6「リンゴ」のすすめ  山本忠行
 10. 英語の国で日本語教育を行う理由―シンガポールの場合―  郭 俊海

 <終章> 平和と幸福のための言語教育をめざして―英語を毒にしないために―  山本忠行

 あとがき―英語との上手なつきあい方―  江田優子ペギー
著者紹介
山本 忠行(やまもと ただゆき)
創価大学通信教育部・大学院文学研究科教授(兼担)
専門は言語政策、日本語教育。主な著作:『言語と貧困―負の連鎖の中で生きる世界の言語的マイノリティ』(共編著、明石書店、2012年)、『世界の言語政策(第3集)―多言語社会を生きる』(共編著、くろしお出版、2010年)



江田 優子 ペギー(こうだ ゆうこ ペギー)
青山学院女子短期大学、跡見学園女子大学講師。元シンガポール国立大学、南洋理工大学講師。
専門は社会言語学、言語政策、世界の諸英語。主な著作:『国際結婚—多言語化する家族とアイデンティティ』(共著、明石書店、2009年)、『言語と貧困―負の連鎖の中で生きる世界の言語的マイノリティ』(共著、明石書店、2012年)

岡戸 浩子(おかど ひろこ)
名城大学人間学部・大学院人間学研究科教授、博士(学術)
専門は言語社会学、言語政策。主な著作:『「グローカル化」時代の言語教育政策―「多様化」の試みとこれからの日本』(単著、くろしお出版、2002年)

柿原 武史(かきはら たけし)
関西学院大学商学部教授、博士(言語文化学)
専門は社会言語学(スペイン語圏を中心とする言語政策)主な著作:『外国語教育は英語だけでいいのか—グローバル社会は多言語だ!』(共著、くろしお出版、2016年)

郭 俊海(かく しゅんかい)
九州大学留学生センター・大学院地球社会統合科学府教授、博士(応用言語学)
専門は日本語教育、バイリンガル教育。主な著作:『多民族社会の言語政治学―英語をモノにしたシンガポール人のゆらぐアイデンティティ』(共著、ひつじ書房、2006年)

河原 俊昭(かわはら としあき)
岐阜女子大学特任教授、博士(社会環境科学)
専門は言語政策、英語教育。主な著作:『世界の言語政策—多言語社会と日本』(共編著、くろしお出版、2002年)、『小学校の英語教育—多元的言語文化の確立のために』(共編著、明石書店、2011年)

後藤田 遊子(ごとうだ ゆうこ)
元北陸学院大学短期大学部教授
専門は言語政策。主な著作:『国際結婚—多言語化する家族とアイデンティティ』(共著、明石書店、2009年)

杉野 俊子(すぎの としこ)
元工学院大学基礎・教養教育部門教授、博士(教育)
専門は英語教育学、社会言語学。主な著作:『言語と格差—差別・偏見と向き合う世界の言語的マイノリティ』(共編著、明石書店、2015年)

高垣 俊之(たかがき としゆき)
尾道市立大学芸術文化学部教授、博士(英語学)
専門は応用言語学(バイリンガリズム、英語教育)。主な著作:『英語の習得と使用—バイリンガリズムの視点から』(渓水社、2014年)

椿 まゆみ(つばき まゆみ)
文京学院大学外国語学部教授、博士(教育学)
専門は英語教育(語彙指導)。主な著作「Graphic Organizerによる語彙学習—関与負荷仮説の検証と考察」『文京学院大学総合研究所』15、93-106.(共著、2015年)

仲 潔(なか きよし)
岐阜大学教育学部准教授、博士(言語文化学)
専門は、社会言語学・英語教育。主な著書:『言語文化教育学の実践—言語文化観をいかに育むか』(編共著、金星堂、2012年)

波多野 一真(はたの かずま)
創価大学経営学部講師、博士(外国語・第2言語教育)
専門は外国語教育、英語教育。主な著書:『言語と格差—差別・偏見と向き合う世界の言語的マイノリティ』(共著、明石書店、2015年)

原 隆幸(はら たかゆき)
鹿児島大学教育センター准教授、博士(応用言語学)
専門は応用言語学、言語政策。主な著書:『言語と格差—差別・偏見と向き合う世界の言語的マイノリティ』(共編著、明石書店、2015年)

松原 好次(まつばら こうじ)
元電気通信大学教授、博士(文学)
専門は言語社会学、言語政策。主な著作:『言語と貧困―負の連鎖の中で生きる世界の言語的マイノリティ』(共編著、明石書店、2012年)

山川 智子(やまかわ ともこ)
文教大学文学部准教授
専門は言語社会学、言語文化教育研究。主な著書『複言語・複文化主義とは何か—ヨーロッパの理念・状況から日本における受容・文脈化へ』(共著、くろしお出版、2010年)