ことばと文字 10号

ことばと文字 10号

地球時代の日本語と文字を考える

公益財団法人日本のローマ字社[編集・発行]

定価
1,320円(1,200円+税)
ISBN
978-4-87424-780-8 C3381
発売日
2018/10/18
判型
A5
ページ数
212頁
ジャンル
日本語学 ― <ことばと文字>
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紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

第10号記念特集「日本語の文字と表記」。鈴木孝夫/杉本つとむ/今野真二/氏原基余司/武田康弘/ガリーナ・ヴォロビヨワ/シュテファン・カイザー/庵功雄/金水敏/松田結貴/大島一/屋名池誠/玉岡賀津雄/岩瀬順一/田中克彦/ほか


<ことばと文字>
■公益財団法人 日本のローマ字社 編集・発行
国際化時代に「日本語の未来と文字を考・・・(全文を読む)える」雑誌。特定の文字による日本語改革論を会員のみで述べあうのではなく、広くことばと文字をテーマとして議論を交わす場に。1~12号は年2回、13号以降は年1回刊行。2号以降は毎号特集あり(品切あり)。

関連情報

目次
巻頭言
『ことばと文字』第10号発行に寄せて
茅島 篤

「第10号記念特集」日本語の文字と表記

編集委員会

日本語における漢字のヤーヌス的双面性の得失 ―高級語彙と人名用漢字―
鈴木孝夫

漢字と造語力
杉本つとむ

漢字の字体と書体
今野真二

常用漢字表の社会的な役割について
氏原基余司

手書きの習慣に基づく字形と教育における「標準」
 ―昭和30 年代における教科書体の字形変更に遡って―
武田康弘

片仮名学習を漢字学習の予備段階と見做す
ガリーナ・ヴォロビヨワ

漢字と日本語教育:非漢字系からの(非)観点
シュテファン・カイザー

日本語教育における漢字教育に求められるもの
庵 功雄

小説における仮名の一用法と翻訳 ―村上春樹作品を例に―
金水 敏

少年マンガにみる「表現としての振仮名」と日本語表記のマルチモダリティ
松田結貴

ハンガリー語のカナ表記について
大島 一

忘れられた分かち書き方式――その再評価
屋名池誠

日本語教育におけるローマ字使用の有効性
玉岡賀津雄

これからのローマ字書き日本語
岩瀬順一

「第10号記念論考・エッセイ」地球時代の日本語
ぼくの「日本語人」宣言
田中克彦

技能実習介護分野におけるテストから見えてくる「視覚優先」認知文化ニッポン
西原鈴子

研究最前線
会話における指示語使用と会話参与者の会話への参与枠組み
川上きよ美

〈論考〉作家と文体・文学とことば・ことばと音声
村上春樹作品における欧文脈をめぐって ―文体構築の観点から―(5)
霜崎 實

シェイクスピア演習の理論と実践についての一考察
五十嵐博久

『NHK発音アクセント新辞典』(2016年)を検討する
前田 均

人とことば
呉建堂の〈台湾万葉集〉と〈国語〉教師、川見駒太郎/犬養孝
――日本統治下台湾の短歌教育と戦後台湾の短歌――
河路由佳

著者紹介