近刊
多文化共生社会における情報発信を再考する
神奈川大学人文学研究所「言語景観と多文化共生」共同研究グループ[著]
- 定価
- 4,620円(4,200円+税)
- ISBN
- 978-4-8011-1004-5 C3080
- 発売日
- 2025/3/25
- 判型
- A5
- ページ数
- 256頁
- ジャンル
- 言語学・英語学 ― 社会言語学専門
多文化共生社会においてどういう情報をどう発信するのがのぞましいか、時には情報を受けとる立場にも身をおきながら、メンバーそれぞれの着眼点から、研究対象となる事象について現状を記述。改善や解決が求められる課題の提起も。
関連情報
- 目次
- 第1部 観光情報の発信と旅行者の利便性を考える
第1章 横浜の言語景観と観光情報発信
─港街の魅力発信に関する考察─ 由川美音
第2章 中国語パンフレットの情報提供から考える観光行動の支援方法
─言語特性・地域特性・行動特性の観点から─ 鈴木慶夏
コラム1 観光都市バルセロナとオーバーツーリズム
─地域住民との共生の観点から─ 堤 明子
第2部 定住者・生活者にも関わる情報提供のあり方を考える
第3章 公園施設等における「日本語のみ」の表記にはどのような課題があるか
─社会における不当評価や不平等を生まない表記について考える─ 佐藤 梓
第4章 韓国の多文化家族(multicultural family)に対する言語政策 李 忠均
コラム2 港町神戸─多文化モザイクそぞろ歩き─ 鈴木幸子
第3部 教育・学習をめぐる言語景観と環境を考える
第5章 ロシア語の言語景観
─戦争・多文化共生・言語教育の観点から─ 小林 潔
第6章 キャンパスにおける言語景観との接触
─言語景観はレアリアとなり得るか─ 高木南欧子
コラム3 キャンパスの自治と観光の共存
─アフォーダンスとシグニファイアを映す言語景観─ 高木南欧子・佐藤梓
第4部 言語景観・公共サインのもつ意味を考える
第7章 アジアの観光都市に見る英語サインの役割 鈴木幸子
第8章 東京・ソウル・北京・台北の言語景観の特徴
─「観光公用語」の導入を視野に入れて─ 尹 亭仁
コラム4 長崎の多言語景観にみる国際観光都市としての顔 由川美音
著者紹介
「言語学・英語学 ― 社会言語学専門」の他の本
-
日本語会話における自慢・愚痴・自己卑下と共感についての研究 釜田友里江 著 2024/4/10 発売
-
ミステリードラマの日本語 泉子・K・メイナード 著 2023/3/24 発売
-
都市空間の言語生態 彭国躍 著 2023/3/10 発売
-
日本語の自然会話分析 宇佐美まゆみ 編 2020/10/16 発売
-
参加型文化の時代におけるメディア・リテラシー アンドリュー・バーン 著 奥泉香 編訳 石田喜美/田島知之/松田結貴/水澤祐美子/村井明日香/森本洋介/和田正人 訳 2017/10/4 発売
-
話者の言語哲学 泉子・K・メイナード 著 2017/3/31 発売
-
コミュニケーションを枠づける 片岡邦好/池田佳子/秦かおり 編 2017/2/22 発売
-
ディスコース分析の実践 石上文正/高木佐知子 編著 稲永知世/相田洋明/冨成絢子/仲西恭子 著 2016/11/20 発売
-
インターカルチュラル・コミュニケーションの理論と実践 三牧陽子/村岡貴子/義永美央子/西口光一/大谷晋也 編 2016/3/10 発売
-
文法・談話研究と日本語教育の接点 阿部二郎/庵功雄/佐藤琢三 編 2015/4/5 発売