三上章著作
象は鼻が長い
日本文法入門
三上章[著]
- 定価
- 2,420円(2,200円+税)
- ISBN
- 978-4-87424-117-2 C3081
- 発売日
- 1960/10/30
- 判型
- B6
- ページ数
- 272頁
- ジャンル
- 日本語学 ― <三上章著作>
二重主語問題の代表的例文を書名に、鮮やかな変形操作と千以上の生きた例文を駆使し「ハ」の本質を明らかにしたベストセラー。現在の日本語学研究に海外にまで大きな影響をもたらした一冊。三上章の代表作。
<三上章著作>
■三上章
現代的観点からもその功績が高く評価され、時代を経て今なお脚光を浴びる三上章の研究。代表的な著作である『象・・・(全文を読む)は鼻が長い』をはじめ、その成果を整った形で刊行。完結(品切あり)。
※こちらの一連の書籍は、初版刊行当時(1960年代~)の版面をもとに印刷しております。そのため、一部に文字の掠れなどがあります。
関連情報
- 目次
- 序……サクマ カナエ
■第一章「ハ」の兼務
1・Xハの両面
2・無題化ということ
3・Xガ
4・Xヲ
5・Xニ、Xデ
6・T( )
7・Xノx
8・モノ
9・雑例
■第二章「ハ」の本務
1・題述の呼応
2・ピリオド越え
3・コンマ越え
4・コレとソレ
■第三章「ハ」の周囲
1・Xナラ
2・Xモ、Xデモ
3・X―
終わりに
付録一、彼女ヲ好キナ彼
付録二、近代論理学抄
増補―批判と反批判
1・奥田書評
2・その反論―日本人の言語意識
3・初版の訂正
増補第二回
1・日英文法の比較
2・存在文の問題
初版の訂正
- 著者紹介
- 三上 章(みかみ あきら) 1903年1月26日 - 1971年9月16日
広島県高田郡上甲立村(現安芸高田市)に生まれる。東京大学工学部建築科卒業。大阪府立八尾高等女学校(現山本高等学校)講師、武庫川女子大学講師などを経て、1965年に大谷女子大学教授に就任。1970年、ハーバード大学に招かれて渡米。1960年、「構文の研究」で東洋大学から学位授与。著書に『象は鼻が長い ―日本語文法入門』、『文法教育の革新』、『日本語の構文』、『日本語の論理 ―ハとガ』、『文法小論集』、『現代語法序説 ―シンタクスの試み』、『現代語法新説』『続・現代語法序説 ―主語廃止論』、『構文の研究』など。