言語学と日本語教育Ⅳ

品切

言語学と日本語教育Ⅳ

南雅彦[編]

定価
4,180円(3,800円+税)
ISBN
978-4-87424-326-8 C3081
発売日
2005/9/15
判型
A5
ページ数
334頁
ジャンル
日本語教育 ― <言語学と日本語教育>
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2004 年4月3日、4日の両日サンフランシスコ州立大学で開催された『日本語実用言語学国際学会』の研究発表論文を中心に編纂。ティモシー J バンス、久野すすむほか26編の論文を掲載。


<言語学と日本語教育>
日本語実用言語学国際会議(ICPLJ)の講演や発表を中心に構成された論文集。自然発話とデータ収集の方法論を中心に編纂・・・(全文を読む)され、認知言語科学や社会科学としての言語学だけでなく、実践的な日本語指導を向上させていくための論文を集めている。全6巻(完結・品切あり)。

関連情報

目次
日本語教育における連濁

ティモシー J バンス



日本語の「非規範二重主語構文」について:目的語標示の「が」

久野 すすむ・ジョンソン 由紀



無助詞の主題・主語・目的語:情報状況による分析

ハドソン遠藤 陸子・近藤 純子・榊原 芳美



日本語学習者のディスコースにおける問題点:ディスコース文法を教える必要性

藤井 典子



自然な流れの発話をどう教えるか:母語話者の自然会話における受身使用からのヒント武田 知子



「やっぱ、丁寧に話しちゃいますんで」:丁寧体の会話におけるくだけた表現の使用

上原 聡・福島 悦子



文法規則の使用と形式の選択の実際:会話における「条件節」の観察から

大野 剛・キンベリー ジョーンズ



多義助詞「に」の第二言語習得過程:認知言語学的アプローチ

下野 香織



話し言葉における可能表現:認知的・談話的・教育的観点からの考察

ナロック ハイコ・堀江 薫



「非意図的な出来事」の認知類型論:言語理論と言語教育の融合を目指して

パルデシ プラシャント・堀江 薫



日本語の語りの談話における指示表現のあいまいさと分かりやすさについて

渡辺 文生



日本語学習者のナラティヴ:ラボヴィアン・アプローチ

南 雅彦



学習者は自動詞、他動詞を使い分けているのか?:発話調査を用いた対のある自他動詞に関する習得研究

中石 ゆうこ



ゼロ代名詞による結束性と読解難易度:その種類と分布分析の観点から

藤原 美保・竹井 光子



タスク遂行時の発話運用状態の差異

武井 直紀・赤堀 侃司



日本語教育における母語での相互支援の有効性

中浜 優子



文法の例外:意味的に従属した独立文について

湯浅 悦代



「名詞+スル」と「名詞ヲ+スル」の交替

松岡 知津子



擬音語・擬態語の言語学的重要性と日本語教育

辻村 成津子



擬音語の感覚:英語母語話者と日本語母語話者のとらえ方の比較

岩崎 典子・デイビッド ヴィンソン・ガブリエラ ヴィリョコ



韻律的強調を伴うリキャストの効果

成田 律子



英語母語話者による促音生成のストラテジー:心理言語学実験と音響分析を通して

増田 恭子・レイチェル ヘイズハーブ



単独で使用される「ね」のプロソディー:日本語母語話者と学習者の発話の分析から

青木 裕美



音の境界線:英語を母語とする日本語学習者が出会う日本語の音声と音韻

浅野 真紀子



[-3]型アクセント規則の再考:汎用性と音声指導への提言

稲葉 生一郎



日本人の名前に見られる音韻的性差:音と意味の有縁性

六川 雅彦

著者紹介