ことばと文字 12号

ことばと文字 12号

地球時代の日本語と文字を考える

公益財団法人日本のローマ字社[編集・発行]

定価
1,320円(1,200円+税)
ISBN
978-4-87424-427-2 C3381
発売日
2019/10/11
判型
A5
ページ数
198頁
ジャンル
日本語学 ― <ことばと文字>
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紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

「特集」文学におけることばと文字。小松靖彦/ローレン・ウォーラー/松田浩/加藤詩乃/高田祐彦/海野圭介/大屋多詠子/大川内夏樹/加藤祥/柏崎順子/山田昭子/長渡陽一/嶋津拓/鮮于媚/蔡梅花/松本匡史/茅島篤/山道昌幸/大石有香/臼井直也/高橋敦/渡邊靖史/新井高子/河路由佳


<ことばと文字>
■公益財団法人 日本のローマ字・・・(全文を読む)社 編集・発行
国際化時代に「日本語の未来と文字を考える」雑誌。特定の文字による日本語改革論を会員のみで述べあうのではなく、広くことばと文字をテーマとして議論を交わす場に。1~12号は年2回、13号以降は年1回刊行。2号以降は毎号特集あり(品切あり)。

関連情報

目次
【特集 文学におけることばと文字】

〈緒言〉 「文学におけることばと文字」の研究のために
小松靖彦

古代和歌における文字の意匠
小松靖彦

文字とことばの間-萬葉集に見る表記の詩学-
ローレン・ウォーラー

『萬葉集』の文字と表現-「柿本朝臣人麻呂之歌集」が拓いたもの-
松田 浩

文学の内容と書の関係-『聾瞽指帰』の子母体に立脚して-
加藤詩乃

平安文学のことばとかな
高田祐彦

中世写本における文字・書風・形態
海野圭介

近世文学におけることばと文字
大屋多詠子

北園克衛『黒い火』論-「の」の効果について-
大川内夏樹


【研究最前線】

表記によって異なる語義を読み取るのか-多表記多義語実態調査の試み-
加藤 祥


【〈論考〉文字の文化】

江戸時代出版物の書体-その視覚的多様性の意味
柏崎順子

文字の美しさと少女の美-少女雑誌広告に見る文字指導の変遷-
山田昭子

アラビア文字の遥かなる旅-母音を書く?書かない?-
長渡陽一

人格の入れ替わりを扱ったアニメで使用される人称代名詞はどのように「翻訳」されるのか 
-『君の名は。』の外国語版字幕を事例として-
嶋津 拓/鮮于 媚/蔡 梅花/松本匡史

占領下の「日本人の読み書き能力調査」に関連する言説の検証(上)
茅島 篤


【日本語教育の現場から】

ベナン共和国におけるIFE(イフェ)日本語学校
山道昌幸/大石有香

デジタルハリウッド大学における〈留学生のためのアニメ史基礎〉の実践
臼井直也

Scratchを用いた日本語科目におけるプログラミング予備教育の実践
高橋 敦

フォーカス・オン・フォーカス(Focus on Focus) −誰にでもすぐに実践できる日本語の韻律指導法−
渡邊靖史


【人とことば】
なぜ啄木はローマ字筆記を選んだか
新井高子

最晩年のドナルド・キーンと私
河路由佳

著者紹介