国語意識の発生

古田東朔 近現代 日本語生成史コレクション 2
国語意識の発生

国語史2

古田東朔[著] 清水康行[解説・校訂]

定価
9,350円(8,500円+税)
ISBN
978-4-87424-524-8 C3081
発売日
2011/7/5
判型
A5
ページ数
417頁
ジャンル
日本語学 ― <古田東朔 近現代 日本語生成史コレクション>
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日本語史・日本語学史・国語教育に大きな影響を与え続けてきた、古田東朔の著作集全6巻の第3回配本。本巻では、主に明治以降の国語史関連の論考、特に「国語」意識に関わるものを中心に集録。


<古田東朔 近現代 日本語生成史コレクション>
■古田東朔 著 鈴木泰/清水康行/山東功/古田啓 編
日本語・日本語学史・国語教育に大きな影響・・・(全文を読む)を与え続けてきた古田東朔の著作集。幕末・明治の激動期に刻々と変化を遂げていった日本語のダイナミズムを精緻に描く。入手困難な論文を多数取り込み、各巻に専門家による解説、校正付記を設けた。全6巻(完結)。

関連情報

目次
1  日本語における近代化の一傾向―文末辞から見た「標準語」の形成過程
2  日本語の一世紀
3  標準語
4  現代の文法
5  国語意識の発生
6  「国語」という語
7  コグゴ? クニコトバ?
8  「俗語」から「口語」へ―その一
9  口語文法の成立
10 「口語」ということば
11 口語法へ
12 『口語法』の規定
13 明治以降の意味の変化
14 変体がなからひらがなへ
15 「●(※「さ」に半濁音の「〇」)」という表記
16 「な、もし」はおかしいと思うんじゃがなもし―『坊つちやん』の松山弁
著者紹介
古田東朔(ふるた・とうさく)

国語学者。東京大学教養学部名誉教授。1925年愛媛県に生まれる。東京大学国文科卒業。福岡女子大学助教授を経て、1964年東京大学教養学部助教授、同教授となり、1986年定年退官。その後、放送大学教授、鶴見大学教授を歴任。