感じのよい英語 感じのよい日本語
日英比較コミュニケーションの文法
水谷信子[著]
- 定価
- 1,320円(1,200円+税)
- ISBN
- 978-4-87424-644-3 C1080
- 発売日
- 2015/2/27
- 判型
- B6
- ページ数
- 140頁
- ジャンル
- コミュニケーション ― コミュニケーション
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人とつきあうときの表現について、日本語と英語の場合を比較対照する。相手を傷つけないことを重んじた消極的な丁寧さではなく、相手とのよき関係を結ぶための、積極的に相手に近づくことを重視した対人関係表現を考える。
関連情報
- 目次
- 第1章 呼びかけと親愛文末
1 英語と呼びかけ
2 英語の呼びかけ
3 名前に対する思い入れ
4 英語の呼びかけの機能
5 英語の文末表現
第2章 「感じのよさ」と場の共有
1 経験を分かち合う「くる」
2 感じのよさと補助動詞
3 補助動詞の日英対応
4 補助動詞の付加
5 終助詞と場
6 「その人」と「あの人」
7 親愛と共存
第3章 話の展開―対話と共話
1 あいづちはInterruptionか
2 日本語のあいづちと英語
3 英語の未完文末
4 日本語の未完文末
5 談話の展開に見る日英の意識
第4章 言語行動の対照
1 依頼表現の比較
2 場づくり
3 Explanation vs. apology
4 thanking and apology
5 wishing good luck
6 general vs. specific
第5章 言語表現と対人関係
1 個人と家族
2 家族の間
3 過去の関係への言及
4 人間関係と評価
5 日本語話者と英語話者のつきあい
6 音声上の対照
- 著者紹介
- 水谷信子(みずたにのぶこ)
1929年東京生まれ。東京女子高等師範学校文科修了。東京大学文学部卒業。ミシガン大学大学院に留学。1953年から日本語教育に従事。国際キリスト教大学助手、スタンフォード大学日本研究センター教授などを経て、1986?1995年にお茶の水女子大学教授。1996?2014年明海大学教授。2014年退任。
1970?1974年ラジオ「百万人の英語」講師。
1998?2000年日本語教育学会副会長。
著書に『An Introduction to Modern Japanese』(ジャパンタイムズ 1977, 共著)、『Nihongo Notes 1-10』(ジャパンタイムズ 1977-1990, 共著 : 1986年国際出版文化賞受賞、現在は新版 2011)、『日英比較話しことばの文法』(くろしお出版 1985)、『総合日本語中級』(凡人社 1987)など多数。