語形から意味へ

語形から意味へ

機能中心主義へのアンチテーゼ

三枝令子[著]

定価
4,180円(3,800円+税)
ISBN
978-4-87424-656-6 C3081
発売日
2015/3/1
判型
A5
ページ数
272頁
ジャンル
日本語学 ― 日本語学専門
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語形に即してその意味を考えれば、語の成りたちにも目を向けざるをえない。また、同じ語形で異なる機能を持つものについても考えることになる。こうしたプロセスの中から、語形の共通性から意味の連続性、体系性が見えてくる。

関連情報

目次
目 次
第1部 語形の持つ陳述性
 第1章 活用形の陳述性

第2部 語形から機能を知る
 第2章 「ので」「のに」「だけで」「だけに」の分析

第3部 語形の体系性ー「って」の分析ー
 第3章 「って」の構文的位置づけ―「と」による引用と「って」による引用の違い―
 第4章 「だって」「たって」の本義とその用法の広がり
 第5章 提題の「って」「ってば」「ったら」
 第6章 「って」の体系

第4部 語形の持つ機能の連続性
 第7章 話し言葉における「が」「けど」類の用法
 第8章 「だ」が使われる時

第5部 品詞の間の連続性
 第9章 品詞のさまざまなふるまい
著者紹介
一橋大学大学院法学研究科・教授.東京外国語大学大学院修士課程修了.一橋大学大学院言語社会研究科から博士(学術)の学位を取得.論著に「常用漢字表の改定が持つ意味」『言語文化』一橋大学語学研究室 2012,「介護福祉士国家試験の日本語―外国人介護従事者にとってのことばの問題―」『介護福祉学』Vol. 19-1.日本介護福祉学会 2012等.