ことばと文字 9号

ことばと文字 9号

国際化時代の日本語と文字を考える

公益財団法人日本のローマ字社[編集・発行]

定価
1,320円(1,200円+税)
ISBN
978-4-87424-764-8 C3381
発売日
2018/4/11
判型
A5
ページ数
202頁
ジャンル
日本語学 ― <ことばと文字>
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リアル書店在庫
紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

特集「日本語の読み書きに希望をつなぐために」。河路由佳/森壮也/モハメド オマル アブディン/福島智/橋本洋輔/上農正剛/島田静香/江副隆秀/河村宏/宇野彰/辰巳格/渡辺眞澄/ほか


<ことばと文字>
■公益財団法人 日本のローマ字社 編集・発行
国際化時代に「日本語の未来と文字を考える」雑誌。特定の文字による日本語改革論を・・・(全文を読む)会員のみで述べあうのではなく、広くことばと文字をテーマとして議論を交わす場に。1~12号は年2回、13号以降は年1回刊行。2号以降は毎号特集あり(品切あり)。

関連情報

目次
【「特集」日本語の読み書きに希望をつなぐために
 Reading and Writing Japanese for All of Us】

<序論>
障害があっても「読み書き」に希望を持てる社会へ
河路由佳

<第1部 インタビュー>
手話によるコミュニケーションと書記言語による読み書きと
森 壮也

形ではなく意味・用法で、漢字を使いこなす
モハメド オマル アブディン

読書の基本は、実体験と想像力
福島 智

日本人の発達性ディスレクシア当事者へのインタビュー
橋本洋輔(編)

発達性ディスレクシアのあるアメリカ人日本語学習者インタビュー
橋本洋輔(編)

<第2部 論考>
聴覚障害児教育における書記日本語教育の現状と課題
上農正剛

聴覚障害児への日本語文法指導
島田静香

聾児の書記日本語教育と「江副文法」
江副隆秀

誰にでもわかる「ことばと文字」の表現技術を求めて
―DAISY とEPUB における電子出版物のアクセシビリティ開発―
河村 宏

日本語における発達性読み書き障害
宇野 彰

言葉の認知能力の加齢変化と言語の神経基盤
辰巳 格・渡辺眞澄

【研究最前線】
初級日本語学習者対象の読解支援のための教材のあり方を考える
―「スタンプカード」を読むための教材をモデルとして―
桑原陽子

【ことばの教育最前線】
言語教育・民主的シティズンシップ教育としての国際共修科目
池田智子

第一言語/継承日本語話者である大学生のための日本語教育
小澤伊久美

日本語クラスでのダイバーシティをどう活かすか
秋山泰子

【<論考> ことばの表記・作家と文体・ことばと社会】
常用漢字の源流をさぐる(4)最終回
杉本つとむ

村上春樹作品における欧文脈をめぐって 
―文体構築の観点から―(4)
霜崎 實

【エッセイ】
国語辞典と脳内辞書
野田時寛

【〈本の紹介〉】
J. マーシャル アンガー・茅島篤・高取由紀(編)
『国際化時代の日本語を考える 二表記社会への展望』(2017年、くろしお出版)
三枝令子

茅島篤編『“幻” の日本語ローマ字化計画 ロバート・K・ホールと占領下の国字改革』(2017年、くろしお出版)
三枝令子

著者紹介