産学連携でつくる多文化共生

近刊

産学連携でつくる多文化共生

カシオとムサビがデザインする日本語教育

三代純平/米徳信一[編]

価格
1,600円+税
ISBN
978-4-87424-853-9 C0081
発売日
2021/3/31
判型
四六
ページ数
248頁
ジャンル
日本語教育 ― 日本語教師参考書
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紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

企業(カシオ計算機)と大学(武蔵野美術大学)が連携し、ドキュメンタリー映像を制作、発表するという産学共同プロジェクトを紹介。キャリア教育としての日本語教育の可能性を探る。社会全体で学び合う環境をつくるヒントがここに。

■「はじめに」より
本書は、カシオ計算機株式会社(以下、カシオ)と武蔵野美術大学(以下、ムサビ)による産学共・・・(全文を読む)同プロジェクトの3年間の歩みを記録したものです。本プロジェクトは、日本語教育の一環として取り組まれ、留学生、日本人学生、教員、企業、そして社会全体が学び合いながら多文化共生とは何か、多文化化する社会において私たちにできることは何かを考えていくことを目的としています。
私たちは、「にっぽん多文化共生発信プロジェクト」と銘打ち、日本の多文化社会を支えている人たちへの取材を通し、現場の声、そして、自分たちが感じたことや発見したことを映像にして発信してきました。このプロジェクトを通じて私たちが学んだことを共有すること、さらに本書による発信を通じて、学び合いの場を拡張し、一人でも多くの方が多文化社会に主体的に参加し、その一員として共に生きる社会をつくっていくことが本書の目的です。

関連情報

目次
第1章 社会でことばを学ぶ、社会がことばを学ぶ
   多文化共生への「もうちょっとの勇気」(小川宗之)

第2章 MAU日本語学習支援プロジェクト2017
   日本語教育による多文化共生への一歩(トウ・キショウ)
   過去を足場に、現在に立ち、未来を考える(イ・ヨンゴン)
   産学連携から企業も学ぶ(小川宗之)

第3章 にっぽん多文化共生発信プロジェクト2018
   誰でも自分のストーリーの主人公(エン・シャクカン)
   尖った部分をさらに極める(シン・ハンソプ)
   現場の取材を通した学びと感動(吉田修作)

第4章 にっぽん多文化共生発信プロジェクト2019
   芸術で社会に与えられることは何か(内田久美子)
   「ひとつなぎ」から始まる多文化共生(梶野結暉)
   どっぷり入り込んで見えてきたこと(大塚 功)
   ありのままの違いを認める(キム・ドヒ)

第5章 映像とことばの関係性
   チームワークって多文化共生ですね(西村茉理子)

第6章 [座談会]カシオにとっての産学、ムサビにとっての産学

第7章 言語教育としての産学共同プロジェクト
著者紹介
三代 純平(みよ じゅんぺい)
武蔵野美術大学言語文化研究室准教授。博士(日本語教育学)。仁川外国語高等学校、徳山大学等を経て、2013年より現職。専門は、日本語教育におけるライフストーリー研究、実践研究。主著に、『日本語教育のフロンティア:学習者主体と協働』(2007年、くろしお出版、共著)、『実践研究は何をめざすか:日本語教育における実践研究の意味と可能性』(2014年、ココ出版、共編)、『日本語教育 学のデザイン:その地と図を描く』(2015年、凡人社、共著)、『日本語教育学としてのライフストーリー:語りを聞き、書くということ』(2015年、くろしお出版、共著)など。U-CAN「日本語教師養成講座」監修。2017年度日本語教育学会奨励賞受賞。

米徳 信一(よねとく しんいち)
武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科教授。映像制作会社勤務、武蔵野美術大学非常勤講師を経て、1999年芸術文化学科着任、2009年より現職。専門は、ビジュアルコミュニケーションにおける映像デザイン、映像文化研究と実践。主著に、『美術教育の題材開発』(2014年、武蔵野美術大学出版局、共著)、『美術の授業のつくりかた』(2020年、武蔵野美術大学出版局、共著)など。