埼玉県東南部方言辞典

新刊

埼玉県東南部方言辞典

原田伊佐男[著]

定価
7,700円(7,000円+税)
ISBN
978-4-87424-986-4 C3581
発売日
2025/1/24
判型
B5
ページ数
300頁
ジャンル
日本語学 ― 日本語学専門
オンライン書店
amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 丸善ジュンク堂書店  e-hon 

方言の特色ある語彙と基礎的な語彙の多くを取り上げた。消滅目前のかつて使われていた方言の語彙と語法を少しでも正確に記述し、記録として残す。埼玉県東南部方言は、戦前世代、高度成長期以前、高度成長期以降で、言語の体系が大きく変容した。戦前世代、高度成長期以前の言語を対象に、激しい共通語化にさらされる以前の、比較的自律的だった体系を明・・・(全文を読む)らかにすることに関心をもち、継続的に取り組んできた調査のうち、語彙についてまとめ、辞典として発行する。

・対象とした地区
埼玉県東南部の大宮台地と、東側の中川低地地域(川口市東部、草加市、八潮市周辺)。とりわけ、北足立郡旧安行村とその周辺

・取り上げた語彙
1 滅び去ろうとしている俚言といわれる地域特有な単語、民俗語彙といわれる風習に関わる語彙
2 今の使われている、生活語として根強く生き延びている語彙、機能語である助詞・助動詞・接尾辞

・辞典の特長
1 見出し語を音韻表記している。さらに、埼玉特殊アクセントを示すために、アクセント核を表示。
2 見出し語の単語の品詞、活用の種類など、文法事項を明示
3 言語学的に、断片的でなく体系的に、ことばの意味・用法や語誌・語源に配慮した説明。

関連情報

目次

著者紹介
原田 伊佐男(はらだ いさお)
1947年に埼玉県北足立郡安行村小山(現草加市小山町)に生まれる。
1953年~1957年安行村立安行小学校。
1957年~1959年草加市立草加小学校。
1959年~1962年草加市立草加中学校。
1962年~1965年埼玉県立春日部高等学校。
1965年~1969年早稲田大学商学部。
1969年~1971年早稲田大学教育学部国語国文学科。
1971年~1973年早稲田大学大学院文学研究科国語学専攻。
1973年~2010年埼玉県立高等学校勤務。
1985年まで埼玉県草加市に居住。
1985年から現在まで埼玉県越谷市に居住。