イベント(日本語教材)

オンラインセミナー:食文化で学ぶ上級日本語『めしあがれ』―学んで、作って、食べてみよう

講師: 畑佐一味 先生(パデュー大学言語文化学科教授)、福留奈美 先生(東京聖栄大学健康栄養学部准教授)
日時: 2021年11月7日(日) 9:00 - 10:30
場所: オンライン

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【2021/11/11 録画配信など】

こちらのセミナーは終了しました。
お申し込み・ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
講師からのコメント、録画配信のお知らせなどを掲載しました。

●講師からのコメント

週末のひと時を頂戴しまして、誠にありがとうございました。世界30か国から280名ほどの参加申し込みがあり、オンラインセミナーの強みを感じました。これから、録画を見る方もいらっしゃるでしょう。
本書を使って「学んで、作って、食べる」という活動を是非実現してください。その中で、学生達が日本の食文化を習いながら、自国の食文化、自分自身の食行動や価値観について考えてくれる機会を持ってきてくれることを期待します。
語学の教科書という枠にとらわれないで、色々なことを考えるきっかけにして欲しいと思います。教員の皆さんが、もっと知りたいと思っていただけるような内容になっていれば幸いです。ウェブページにもどんどん書き込みをお送りください。

おまけ:これまでの調理体験で毎回学生が驚くのは「天ぷら」です。自分たちで揚げて、その場で食べるとオクラなどの野菜がこんなに美味しいのかと感激します。天つゆも作りますが、塩で食べたほうが美味いと言います。地元のスーパーで売っているcake flour(薄力粉)を使って、こんなに簡単に作れてしまうことにびっくりします。みんなレストランで天ぷらを食べた経験はあるのですが、出来立ての味は初めてで、その違いをちゃんと感じてくれます。「本物」の力を感じる瞬間です。是非お試しください。

●録画配信

公開を終了しました。

動画に出てくる下記のウェブサイトも参考にしてください。
『めしあがれ』サポートサイト >

動画をご覧いただいたあと、可能でしたら下記リンク先のアンケートにご協力ください。
アンケート(Googleフォーム) >

●海外からの購入について

『めしあがれ ―食文化で学ぶ上級日本語』ほか、海外で小社の書籍を購入希望の方は、下記を参考にしてください。
海外の取り扱い書店
・米国のオンライン書店:Japan Language Center (JPT America) Kinokuniya USA
Maruzen Textbooks(e-Book・米国のみ)

開催情報

■会場 オンライン(Zoomミーティング)
・お申し込みいただいた方に、Zoomの情報をご案内します。
・開催後、録画動画を公開配信する予定です。

■日時
2021年11月7日(日)9:00AM–10:30AM 日本時間
(11月6日(土)20:00-21:30 アメリカ東海岸)
(11月6日(土)17:00-18:30 アメリカ西海岸)
海外(おもに北米)の方もご参加可能な時間帯で開催します。

■参加費 無料

■講師
畑佐一味 先生(パデュー大学言語文化学科教授)
1989年イリノイ州立大学 Ph.D. 取得(教育学)。インディアナ州立パデュー大学外国語学科助教授、モナシュ大学准教授を経て現在に到る。2005年~2018年ミドルベリー大学夏期日本語学校ディレクター。
著書:『なかま1』『なかま2』(畑佐由紀子・牧野成一と共著/Cengage Learning/2014/2018)、『日本語教師のためのITリテラシー』(くろしお出版/2002)、『第二言語習得研究と言語教育』(畑佐由紀子・百済正和・清水崇文と共編著)/くろしお出版/2012)
▶1956年生まれ。東京都出身。落語・小噺と日本語教育での利用、原爆被爆者と海外での証言活動、東日本大震災ドキュメンタリー映画「きょうを守る」の多言語字幕活動、バーチャル・リアリティの日本語教育での可能性、日本の食文化をテーマにした授業など近年の活動範囲は多岐に渡る。

福留奈美 先生(東京聖栄大学健康栄養学部准教授)
2012年お茶の水女子大学大学院にて博士(学術) 取得。専門分野は調理学。2020年早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了。フードコーディネーター、大学・短大・調理師専門学校などの非常勤講師を経て、現在に至る。
著書:『五感で楽しむ食の日本語』(ポリーザトラウスキー編/くろしお出版/2021)、『伝え継ぐ 日本の家庭料理』(日本調理科学会企画・編集/農山漁村文化協会/2018-2021)、『和食手帖』(和食文化国民会議監修/2018)(以上分担執筆) など。
▶1967年生まれ。高知県出身。調理操作・条件を表す用語・表現研究、食感オノマトペなどのおいしさ表現研究、和菓子の菓銘や料理名・食材名の命名研究など、日本の食女化、調理文化と日本語・日本語教育をつなぐ研究領域を開拓中。和食文化の保護・継承をライフワークとして、食育・味覚教育の講演や執筆活動に取り組む。

講師から
教科書としてはこのレベルに達した学習者が内容的に興味を持って読み、さらに深く知りたいと思ってもらえるようなものを目指しました。日本語の教員の方達も最初に読んだ時には知らなかったと感じるような内容も含まれていると思います。その感覚を学習者にも味わってもらい、日本人が知らないことを知っているという状況が作り出せないかと考えています。そして、自分たちの国の食文化について再認識し、話せるようになって欲しいと思います。体験学習としての料理の実践は大事な要素の一つです。レシピも海外でも調達しやすそうな素材を意識して選びました。是非、学習者が料理を体験する機会を学習活動の一部として組み込んでいただきたいと思います。

■本セミナー参考テキスト
※テキストを持っていない方でもご参加可能です。

お申し込み

受付を終了しました。