お知らせ(お知らせ)

日本語学習者向けWEBサイト『日本語多読道場』開設

2021/3/12掲載

日本語学習者向けWEBサイト『日本語多読道場』を開設しました。

『日本語多読道場』 >


本日、2021年3月12日、くろしお出版で日本語学習者向けの『日本語多読道場』というサイトを開設しました。URLは下記です。

 https://www.yomujp.com/

コロナ禍の中、日本語教育においても教育環境も変わり、学習者が自立して学習できる環境がますます重要になると考えます。以前より日本語教育関係者から多読用のリソースへのご要望を数多く聞いており、特に初級から中上級くらいまでの学習者に対しての需要があると感じておりました。このための一助にとサイトの開設を思い立ちました。

多読リソースを教材として紙で作ろうとすると大変なコストと手間がかかります。また、多読と言うなら、コンテンツが多くないと意味がありません。そこで、PCやスマホで気軽に読める読み物のサイトを作ることにしました。まだ、コンテンツ数は少ないですが、今後、数を増やしていく予定です。是非、ご活用ください。

『日本語多読道場』という少し古風な名称ですが、学習者の日本語読解の鍛錬の場にしたいと考えました。ドメインは、yomujp.com としました。「日本語を読む」という意味をできるだけ短く表現しました。

サイトの方針

  1. Webサイトの利用は2021年12月末まで教育目的に限り原則自由です。期限を区切ったのは、今後、一部を有料化する可能性もあるためです。そのため、期間を設定しましたが、そのような場合でも、無料で閲覧できる部分は続けていこうと思っています。また、教育目的以外の商業目的での利用は厳禁です。
  2. 低予算で既存のCMSで作りました。そのため、全てのブラウザへの対応はできません。特にインターネットエクスプローラーなどの古いブラウザだと、写真が表示されないケースがあります。しかし、スマホなどは比較的うまく表示されているようです。
  3. 著作権はすべてくろしお出版とクレジットしてある著者に帰属します。著作権を侵害する行為は厳禁です。
  4. ご利用にあたっては、サイト概要をご一読ください。

サイトの特徴

  1. コンテンツはレベル別に分けました。その際、日本語能力試験 JLPTのN2からN5というような形で分けましたが、これはあくまでの目安です。なぜJLPTを基準としたかというと、やはり、日本語教育の中で一番認知度が高いと思ったからです。
  2. サイトには学習者の理解を助けるために数多くの写真を使いました。
  3. コンテンツの内容は、原則、日本に関することです。紀行的なもの、あるいはグルメ情報など、学習者が興味を持つものを中心にしました。また、日本の気候や文化、地理的な特徴など日本に関する知識も身につくように工夫しました。同時に少数民族や地球温暖化などの世界的な問題にも触れるようにしたコンテンツも入れました。

このサイトを是非ご活用ください。また、日本語教育関係者や学習者にもサイトの存在を積極的にお伝えいただければ幸いです。

2021年3月12日
くろしお出版 代表
日本語多読道場 道場主
岡野秀夫