お知らせ(イベント)

オンライン講演会のお知らせ:実例とのたわむれかた ―英語の前置詞を中心に

2021/4/9掲載

実例とのたわむれかた ―英語の前置詞を中心に

【2021/06/15】
お申し込みをいただいた方には、6月8日(火)に当日のご案内をメールでご連絡しております。メールがプロモーション/迷惑メールなどのフォルダに分類されてしまうことがありますので、受信が確認できない方は、すべてのメールを対象に「kurosio@9640.jp」(@は半角にしてください)からのメールを検索してみてください。

■講師
平沢慎也 先生(慶應義塾大学専任講師)

■会場 オンライン(Zoomミーティング)
■日時 2021年6月19日(土)14:00 – 16:00
■参加費 無料

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講師から
私は英米のTVドラマや映画、小説などが大好きです。ストーリーが面白くて楽しいとか、好きな役者さん目当てとか、そういうことも多少はありますが、なにより英語の実例に出会えるのが嬉しいのですね。「うわあ、こんな英語、自分じゃ言えない!使えるようになってみたい!」と思うような表現がたくさん出てきます。

そういう表現に出会ったとき、私は考えます。

「このとき英語母語話者(ドラマや映画なら脚本家、小説なら作者)はどんな知識を参照することによって、この英文を発したのだろうか?」

今回の講演では、私が実例に出会い、問いを立てるまでのプロセスや、一定の答えに到達するまでの間に何をしているのか――いや、実は何をしていない・・・・・のかがポイントなのですが—――を具体的にお話したいと思います。

事例研究として、前置詞・副詞のonのいくつかの用法を取り上げます。慣習的な高頻度の使い方と創造的な低頻度の使い方の両方をカバーする考え方を提示します。

受講者としては、(1)英語の教員、(2)英語の言語学的な研究に関心がある方、(3)単語も文法もマスターしたはずなのに自然な英語がアウトプットできず悩んでいる中上級の英語学習者、(4)「自分は英語を愛している、けれども愛しきれていない感じもする」とモヤモヤしている方を想定しています。こうした方々に何かしらのヒントになるお話ができればと思います。なお、言語学の知識は前提としません。

■関連書
前置詞byの意味を知っているとは何を知っていることなのか メンタル・コーパス