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上級へのとびら

コンテンツとマルチメディアで学ぶ日本語

岡まゆみ[構成・執筆] 筒井通雄[総監修・文法解説] 近藤純子/江森祥子/花井善朗/石川智[執筆]
定価
3,630円(3,300円+税)
ISBN
978-4-87424-447-0 C0081
発売日
2009/7/27
判型
B5
ページ数
420頁
重量
890g
ジャンル
日本語教材 ― <上級へのとびら>
オンライン書店
amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 丸善ジュンク堂書店  e-hon 
関連サイト
http://tobiraweb.9640.jp/

日本の地理・歴史からポップカルチャーまで、学習者にとって興味深いトピックを通して4技能を伸ばす中級日本語教科書。マルチメディアを使用して言語習得を促し、外国在住の学習者でも日本語環境に触れることができるようなサポートを確立。中級から上級へ学習者のモチベーションを下げずスムーズに移行できる。

<上級へのとびら>
■岡まゆみ/筒井通雄/近藤純子/江森祥子/花井善朗/石川智
日本の地理・歴史からポップカルチャーまで、様々なトピックを通して4技能を伸ばす中級日本語教科書。マルチメディアを使用した言語習得を促し、外国在住の学習者でも日本語環境に触れることができるようサポート。教師用指導書、漢字、文法の副教材も充実。

追加情報
【関連サイト】
上級へのとびら ウェブサイト(とびらサイト)
https://tobiraweb.9640.jp/

【テキスト採用】
ご採用検討の先生に採用見本をご用意しております。
ご希望の方は下記からお問い合わせください。

https://www.9640.jp/textbook/desk-copy/
目次
■第1課日本の地理
 〔読み物〕「日本の地理」 
 〔主なトピック〕地理、名所、名物、行事、祭り、昔話、
 〔会話文〕質問をする/聞き返す 
 〔言語ノート〕あいづちとフィラー

■第2課日本語のスピーチスタイル
 〔読み物〕「日本語のスピーチスタイル」 
 〔主なトピック〕スピーチレベルの使い分け、男女の言葉、
         言葉の省略と短縮と倒置、書き言葉と話し言葉電話の会話、
         Eメールを出す
 〔会話文〕謝る
 〔言語ノート〕Sentence-final particles (終助詞) Part 1

■第3課日本のテクノロジー
 〔読み物〕「人とロボット」 
 〔主なトピック〕ロボット、テクノロジーの発達、外来語とカタカナ語、
         インターネット辞書の使い方、
 〔会話文〕依頼する/感謝する
 〔言語ノート〕カタカナ語

■第4課日本のスポーツ
 〔読み物〕「スポーツを通して学ぶ心」
 〔主なトピック〕日本のスポーツ、日本の武道、心・技・体の考え方、
         クラブ活動、先輩と後輩の考え方
 〔会話文〕相談する      
 〔言語ノート〕日本語の数字と単位

■第5課日本の食べ物
 〔読み物〕「インスタントラーメン発明物語」
       マンガで読む「カップヌードル誕生ストーリー」
 〔主なトピック〕インスタントラーメン、ファーストフード、寿司
 〔会話文〕説明する/考えを言う
 〔文化ノート〕お米の話
 〔言語ノート〕がandけれども

■第6課日本人と宗教
 〔読み物〕「日本人の生活と宗教」「日本の神話:天の岩戸」
 〔主なトピック〕宗教、宗教的習慣、行事、信仰、神話
 〔会話文〕グラフを使って説明する/自分の意見を言う 
 〔文化ノート〕日本の迷信 
 〔言語ノート〕ものandこと

■第7課日本のポップカルチャー
 〔読み物〕「マンガの神様:手塚治虫」「日本語のオノマトペ 」
 〔主なトピック〕日本のポップカルチャー、マンガ、手塚マンガ、
         オノマトペ、血液型
 〔会話文〕困った状況を説明する/苦情や不平を言う 
 〔文化ノート〕日本のカワイイカルチャー
 〔言語ノート〕連濁:「゛」のつく言葉
 
■第8課日本の伝統芸能
 〔読み物〕「狂言と笑い」
 〔主なトピック〕日本の伝統芸能、狂言
 〔会話文〕ストーリーを話す
 〔発表〕物語を紹介する
 〔文化ノート〕日本の歌
 〔言語ノート〕ノ形容詞(no-adjective)

■第9課日本の教育
 〔読み物〕「日本の教育の現状」
 〔主なトピック〕日本の教育制度のいい点と問題点、学歴社会、
       受験戦争、いじめ、 登校拒否
 〔会話文〕ほめる/ほめられる
 〔文化ノート〕日本人のジェスチャー
 〔言語ノート〕という

■第10課日本の便利な店
 〔読み物〕「自動販売機大国ニッポン」
 〔主なトピック〕自動販売機の便利さと問題点、日本のコンビニ(エンスストア)
 〔会話文〕情報を求める/伝える
 〔文化ノート〕標準語と方言
 
■第11課日本の歴史
 〔読み物〕「日本の輸入の歴史」
 〔主なトピック〕日本の輸入の歴史、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、
 〔会話文〕過去の事柄について話す
 〔発表〕自分の国の歴史的な出来事、歴史的人物などについて発表する
 〔文化ノート〕カレーライスって日本料理?
 〔言語ノート〕ちょっと変わったイ形容詞「多い」、副詞(句)の名詞修飾

■第12課日本の伝統工芸
 〔読み物〕「和紙からのメッセージ」
 〔主なトピック〕和紙の特性、千羽鶴の話
 〔会話文〕ものの作り方を紹介する
 〔発表〕ものの作り方、使い方、仕方などについて発表する
 〔文化ノート〕ものづくりニッポン
 〔言語ノート〕大きい vs. 大きな、The absence of particles(無助詞)

■第13課日本人と自然
 〔読み物〕「私と先生」「俳句:世界一短い詩」
 〔主なトピック〕 日本の自然、自然描写、俳句、川柳、標語
 〔会話文〕話を発展させる(追加質問をする/感想を言う)
 〔発表〕インタビューをして発表する
 〔文化ノート〕万葉集と和歌/短歌
 〔言語ノート〕Sentence-final particles(終助詞)Part 2

■第14課日本の政治
 〔読み物〕「政治家になるための条件」
 〔主なトピック〕日本の政治制度、世襲議員、タレント議員のいい点と問題点、
         マニフェスト
 〔討論〕意見を言う/賛成をする/反対をする 
 〔文化ノート〕日本の皇室
 〔言語ノート〕んです

■第15課世界と私の国の未来
 〔読み物〕「世界がもし100人の村だったら」
      「日本村100人の仲間たち」
      「マータイさんのMOTTAINAIキャンペーン」
 〔主なトピック〕世界の社会問題、もったいない運動「もったいないばあさん」
 〔討論〕意見を言う/賛成をする/反対をする
 〔言語ノート〕たとえ/メタファーの表現
著者紹介
岡 まゆみ(おか まゆみ)

【現職】

ミシガン大学アジア言語文化学科日本語プログラムディレクター,ミシガン大学夏期日本語教授法コース主任講師

【最終学歴】

ロチェスター大学大学院教育学修士課程修了

【教歴】

上智大学非常勤講師,コロンビア大学専任講師,プリンストン大学専任講師,ミシガン大学専任講師を経て現職【著書・論文】

『中上級者のための速読の日本語』(ジャパンタイムズ,1998);「メタファー指導が日本語教育にもたらすもの」『言語教育の新展開』鎌田修他編(ひつじ書房,2005);『日英共通メタファー表現辞典』(牧野成一と共著,くろしお出版,(予定))ほか

【その他】

米日本語教師学会理事(2007-2010)



筒井 通雄(つつい みちお)

【現職】

ワシントン大学人間中心設計工学科准教授,科学技術日本語プログラム・ディレクター,ドナルド・ピーターセン・プロフェッサー

【最終学歴】

イリノイ大学大学院言語学科博士課程修了

【教歴】

カリフォルニア大学デービス校客員助教授,マサチューセッツ工科大学助教授を経て現職

【著書・論文】

『日本語基本文法辞典』(1986);『日本語文法辞典〈中級編〉』(1995);『日本語文法辞典〈上級編〉』(2008) (全て牧野成一と共著,ジャパンタイムズ) ;“The Japanese Copula Revisited:Is Da a Copula?”Japanese Language and Literature 40:1(2006);「連体修飾節「N1のN2」の意味解釈-格解釈の視点から-」『言語教育の新展開』鎌田修他編(ひつじ書房,2005)ほか

【その他】

米日本語教師学会理事(1990-1993,2009-2012)



近藤 純子(こんどう じゅんこ)

【現職】

ミシガン大学アジア言語文化学科専任講師

【最終学歴】

コロンビア大学大学院日本語教授法修士課程修了

【教歴】

マドンナ大学非常勤講師を経て現職

【著書・論文】

“An Analysis of Japanese Learners' Oral Narratives: Linguistic Features Affecting Comprehensibility”『世界の日本語教育』14 (国際交流基金,2004);“Zero-marked Topics, Subjects, and Objects in Japanese”(共著) Japanese/Korean Linguistics 14, T. Vance編(スタンフォード大学CSLI,2006)ほか



江森 祥子(えもり しょうこ)

【現職】

ミシガン大学アジア言語文化学科専任講師

【最終学歴】

ウィスコンシン大学マディソン校大学院東アジア言語文学科日本語修士課程修了;ライト州立大学大学院英語英文学科修士課程修了

【教歴】

ライト州立大学非常勤講師を経て現職

【著書・論文】

“The Japanese Discourse Particle: Maa”『ジャーナルCAJLE』4 (2001);「「なるべく」と「できるだけ」の違いについて」Proceedings of the Twentieth Annual Meeting of Southeastern Association of Teachers of Japanese(2005)ほか

【その他】

ミシガン大学アジア言語文化学科目本語プログラム主任(2001-2005)



花井 善朗(はない よしろう)

【現職】

ウィスコンシン大学オシュコシュ校助教授,日本語プログラム主任

【最終学歴】

名古屋外国語大学大学院国際コミュニケーション研究科博士課程修了

【教歴】

ウェスタンワシントン大学非常勤講師,名古屋外国語大学非常勤講師,エモリ一大学専任講師、ミシガン大学専任講師を経て現職

【著書・論文】

「モダリティーを表す副詞の類義性と多義性-「やはり」「さすが」「しょせん」を中心に」『ジャーナルCAJLE』5 (2003);「「新書ライブラリー」を使った授業の実践報告」(水田澄子と共著)『外国語学習における独習型読解支援システムの開発と利用に関する基礎的研究,1999年度~2002年度科学研究費助成金基盤研究(B)研究成果最終報告書』鈴木庸子編(2003)ほか



石川 智(いしかわ さとる)

【現職】

アイオワ大学アジア・スラブ言語文学科専任講師

【最終学歴】

ウィスコンシン大学マディソン校東アジア言語文学科日本語修士課程修了

【教歴】

プリンストン大学専任講師,北海道国際交流センター夏期日本語集中講座コーディネータ,ハーバード大学専任講師を経て現職

【著書・論文】

「文末表現『けど』のポライトネス-OPIから見た母語話者と学習者の使用状況-」『言語教育の新展開』鎌田修他編(ひつじ書房,2005);「中級レベルの読解教科書の分析-National StandardのCultureの視点から-」Proceedings of the Eighteenth Annual Central Association of Teachers of Japanese(2006)ほか

「日本語教材 ― <上級へのとびら>」の他の本