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新刊

現場に役立つ日本語教育研究 4
自由に話せる会話シラバス

俵山雄司[編]
定価
2,640円(2,400円+税)
ISBN
978-4-87424-933-8 C3081
発売日
2023/4/10
判型
A5
ページ数
276頁
重量
383g
ジャンル
日本語教育 ― <現場に役立つ日本語教育研究>
オンライン書店
amazon.co.jp 楽天ブックス

日本語教育の会話指導において「いつ」「何を」「どのように」教えるかについて、自分自身で納得できる基準を持とう。実際の学習者の会話データを分析し、主体的・積極的に会話を進めたり、話の流れにのるための知識や技術を考える。

■「まえがき」より
第二言語(外国語)として日本語を学んでいる、あるいは、学ぼうとしている人に「何を学びたいか」を尋ねると、日本語レベルを問わず、「会話を学びたい」「話せるようになりたい」と答えるケースは、多いように感じる。それは、日本語学習者が、日常生活において、うまく話せなくて失敗した経験を持っていたり、もっと話せたら活動範囲が広がるのにという思いを抱いていたりすることの証拠ではないだろうか。このような学習者の期待がある中、日本語教師の中には、会話教育に苦手意識を持っている人も少なくない。たしかに、市販の会話教科書も複数あり、一定のトレーニングを受ければそこに書かれている通りに教えることはできる。しかし、それでも教師が不安を感じてしまうのは、会話教育において「いつ」「何を」「どのように」教えるかについて、自分自身で納得できる基準、つまり「軸」を持てないことにあるのではないかと考える。本書が目指すのは、この「軸」の形成である。

<現場に役立つ日本語教育研究>
■山内博之 監修
日本語教育における文法や語彙の指導項目は、必ずしも客観的データに基いて導かれたものとは言えない。文法・語彙項目の要・不要や配列が日本語を習得していく上で妥当かどうか、コーパスなどのデータを用いて網羅的に検証し、新たな指導項目を提示する。全6巻。

追加情報
【関連サイト】
データダウンロードページ
http://www.9640.jp/genba/
目次
第1章
「説明」課題のポイント
栁田直美

第2章
「アドバイス」課題のポイント
澤田浩子・俵山雄司

第3章
「話し合い」課題のポイント
宮永愛子

第4章
「書かれたものへのコメント」課題のポイント
俵山雄司

第5章
「伝言の伝達」課題のポイント
石黒圭

第6章
「弁明」課題のポイント
永井涼子

第7章
「訂正」課題のポイント
堤 良一

第8章
ことばをつなげて長く話すコツ
栁田直美

第9章
生き生きと話すコツ
俵山雄司

第10章
ターンの受け渡しのコツ
宮永愛子

第11章
詳細に説明するコツ
山内博之

第12章
相手に気分よく話させるコツ
山内博之
著者紹介
栁田直美(やなぎだ なおみ)
一橋大学国際教育交流センター准教授

澤田浩子(さわだ ひろこ)
筑波大学人文社会系准教授。

俵山雄司(たわらやま ゆうじ)
名古屋大学国際本部国際言語センター准教授

宮永愛子(みやなが あいこ)
山口大学留学生センター准教授

石黒圭(いしぐろ けい)
国立国語研究所教授、一橋大学連携教授

永井涼子(ながい りょうこ)
山口大学国際総合科学部准教授

堤良一(つつみ りょういち)
岡山大学学術研究院社会文化科学学域准教授

山内博之(やまうち ひろゆき)
実践女子大学文学部教授

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