- 心理学
日本語教育に役立つ心理学入門
小林明子/福田倫子/向山陽子/鈴木伸子[著]
- 定価
- 1,980円(1,800円+税)
- ISBN
- 978-4-87424-753-2 C1081
- 発売日
- 2017/12/28
- 判型
- A5
- ページ数
- 224頁
- 重量
- 284g
- ジャンル
- 日本語教育 ― 日本語教師参考書
日本語教育に関わる心理学的な知識を学ぶための入門書。日本語を教えるときや、学習者の考え方や行動を理解したり悩みの相談に乗ったりするときにも役に立てよう。プレタスク・本文・確認・ポストタスク・読書案内からなる全12章で構成され、半期の授業で使える。
- 追加情報
- 【テキスト採用】
ご採用検討の先生に採用見本をご用意しております。
ご希望の方は下記からお問い合わせください。
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- 目次
- 第一部 日本語教育と心理学
第1章 日本語教育と心理学の関わり
─心理学が日本語教育に役立つの?─
第二部 学習するときの心理
第2章 記憶
─記憶って覚えることだけなの?─
第3章 単語の認知
─どうやって単語の意味を理解しているの?─
第4章 文章の理解
─文章を「理解する」ってどういうこと?─
第5章 外国語習得に関係する認知能力
─外国語学習が得意な人と苦手な人は何が違うの?─
第6章 言語適性と指導方法の適合
─自分の能力や好みに合った指導だと学習の効果が上がるの?─
第7章 ビリーフ
─どんな勉強をしたら外国語が上手になると思う?─
第8章 動機づけ
─どうして日本語を勉強しているの?─
第9章 第二言語不安
─外国語で話すのってこわくない?─
第三部 異文化を理解するときの心理
第10章 人の移動と異文化適応
─海外旅行でご飯とみそ汁がほしくなるのはなぜ?─
第11章 文化的差異と異文化コミュニケーション
─言いたいことが外国人にうまく伝わらないのはなぜ?─
第12章 異文化摩擦を緩和する異文化トレーニング
─初対面でも出身地を聞くとすぐにイメージが浮かぶのはなぜ?─
索 引
各章の確認問題・第5章のプレタスクの解答
- 著者紹介
- 小林 明子(こばやし あきこ)
広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。現在、島根県立大学総合政策学部准教授。論文に「中国人留学生の日本語学習に対する動機づけの形成過程─日本における将来像との関連から─」(『異文化間教育』 40号)などがある。
福田 倫子(ふくだ みちこ)
広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。広島大学大学院教育学研究科助教などを経て、現在、文教大学文学部准教授。著書に、『知ってワクワク! ことばの学び ことばの仕組み』(分担執筆、凡人社)。論文に、「第二言語としての日本語の聴解と作動記憶容量─マレー語母語話者を対象とした習熟度別の検討─」(『第二言語としての日本語の習得研究』7号)などがある。
向山 陽子(むこうやま ようこ)
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科単位取得後退学。博士(人文科学)。お茶の水女子大学講師などを経て、現在、武蔵野大学グローバル学部教授。著書に、『第二言語習得における言語適性の役割』(単著、ココ出版)、『第二言語としての日本語習得研究の展望─二言語から多言語へ─』(共著、ココ出版)などがある。第二言語習得研究会第4回佐々木嘉則賞受賞。
鈴木 伸子(すずき のぶこ)
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科単位取得満期退学。修士(人文科学)。立教大学観光学部特任准教授などを経て、現在、同志社大学グローバルコミュニケーション学部准教授。著書に、『日本語教育能力検定試験に合格するための異文化理解13』(単著、アルク)、論文に、「外国人社員の非日本人意識とその入社企業の育成・支援の様態─元留学生の文系総合職社員の場合─」(『移民政策研究』7号)などがある。