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外国につながる子どもの日本語教育

西川朋美[編]
定価
2,420円(2,200円+税)
ISBN
978-4-87424-920-8 C1081
発売日
2022/11/25
判型
A5
ページ数
208頁
重量
326g
ジャンル
日本語教育 ― 日本語教師参考書
オンライン書店
amazon.co.jp 楽天ブックス

外国にルーツを持ち、日本語を第二言語とする子どもたちの「言語」の課題に正面から向き合い、考えるための9章を収録。小学校での実践、日本語力の評価、日本語教材、継承語の育成など、それぞれ第一線の専門家がやさしく解説。

■「はじめに」より
本書は、日本語教育を学ぶ学生や教員免許取得を目指す学生にとって、「子どもの日本語教育」について知るための初めの一歩になればと思って企画しました。また、すでに教職についている学校の教員や、地域社会でJSLの子どもたちを支える支援者にとっても、本書が日頃の指導や支援を見直すきっかけとなればと考えています。

■目次
第1章 公立小学校での「子どもの日本語教育」を知る
第2章 日本社会の中の「子どもの日本語教育」を知る
第3章 子どもの日本語力を評価する
第4章 子どものための日本語教材を使う・作る
第5章 教科学習と日本語学習をつなぐ
第6章 教科学習に必要な言語力について考える
第7章 子どもの第二言語習得について知る
第8章 日本語という言語を外から見る
第9章 母語・継承語も育てる

■編者・執筆者
▼編者
西川朋美(お茶の水女子大学大学院准教授)

▼執筆者
窪津宏美(横浜市立市場小学校主幹教諭)
櫻井千穂(大阪大学大学院准教授)
池上摩希子(早稲田大学大学院教授)
齋藤ひろみ(東京学芸大学教育学部教授)
バトラー後藤裕子(ペンシルバニア大学教授)
中石ゆうこ(県立広島大学大学准教授)
高橋朋子(近畿大学教授)

▼コラム
松本一子(名古屋柳城女子大学准教授)
樋口万喜子(NPO法人日本語・教科学習支援ネット代表)
坂本昌代(都立高校講師)
青木由香(富山県西部教育事務所外国人相談員)
PINILLOS MATSUDA, Derek Kenji(群馬大学講師)

追加情報

目次
▼第1部 「子どもの日本語教育」の実態▼

第1章
公立小学校での「子どもの日本語教育」を知る
窪津宏美

第2章
日本社会の中の「子どもの日本語教育」を知る
西川朋美

 Column 01 就学前の子どもたちに必要な支援(松本一子)

▼第2部 「子どもの日本語教育」の実践▼

第3章
子どもの日本語力を評価する
櫻井千穂

第4章
子どものための日本語教材を使う・作る
池上摩希子

第5章
教科学習と日本語学習をつなぐ
齋藤ひろみ

 Column 02 中学生に必要なつながりを生む支援(樋口万喜子)
 Column 03 高校卒業後も日本社会で生きていくための支援(坂本昌代)

▼第3部 「子どもの日本語教育」で育てる言語の力▼

第6章
教科学習に必要な言語力について考える
バトラー後藤裕子

第7章
子どもの第二言語習得について知る
西川朋美

第8章
日本語という言語を外から見る
中石ゆうこ

 Column 04 散在地域での「子どもの日本語教育」(青木由香)

第9章
母語・継承語も育てる
高橋朋子

 Column 05 外国人児童生徒だった経験から学んだこと(PINILLOS MATSUDA, Derek Kenji)
著者紹介
西川 朋美(にしかわ ともみ)
お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授。ハワイ大学大学院修了、Ph. D. (Second Language Acquisition)。主著に『親と子をつなぐ継承語教育―日本・外国にルーツを持つ子ども―』(編著、くろしお出版、2019)、『日本で生まれ育つ外国人の子どもの日本語力の盲点―簡単な和語動詞での隠れたつまずき―』(共著、ひつじ書房、2018)など。