- 日本語教育事情
日本語教育はどこへ向かうのか
移民時代の政策を動かすために
牲川波都季[編著] 有田佳代子/庵功雄/寺沢拓敬[著]
- 定価
- 1,650円(1,500円+税)
- ISBN
- 978-4-87424-805-8 C0080
- 発売日
- 2019/6/5
- 判型
- A5
- ページ数
- 168頁
- 重量
- 223g
- ジャンル
- 日本語教育 ― 日本語教師参考書
外国人の受入れは一気に加速した。日本語教育の需要が非常に高まる中、日本語教師の就職問題、留学生の就労問題など、手放しでは喜べない状況にある。英語教育からの視点もまじえ、政策に合わせて動かなければならない現状から脱するためのヒントを与える論考集。いま日本語教育・言語教育に関わっているすべての人に。
- 追加情報
- 【誤植・修正】
第1刷(2019年6月1日発行)に次のとおり誤りがありました。お詫びし、訂正いたします。
• p. 5 後ろから6行目
【誤】日本語教育振興会
【正】日本語教育振興協会
• p. 35 後ろから2行目
【誤】由美
【正】由実
• p. 147 後ろから6~5行目
【誤】介護、宿泊、外食業の三分野は外国人技能実習制度の職種に含まれておらず、技能実習から「特定技能1号」への移行者が見込まれません。
【正】介護が外国人技能実習制度の職種に追加されたのは2017年11月のことであり、宿泊、外食業はその職種に含まれていないため、技能実習から「特定技能1号」への移行者が見込まれません。
- 目次
- はじめに―動いている外国人受け入れ政策
(牲川波都季)
第1章 職業としての日本語教師ー「奨学金返済ができないから夢をあきらめます」から考える
(有田佳代子)
・ディスカッション1 日本語教師の未来は明るいのか
第2章 学習者の変化に対応しポストを守るための留学生日本語教育と〈やさしい日本語〉
(庵功雄)
・ディスカッション2 日本語教師の専門性は守れるのか
第3章 ポリティクスの研究で考慮すべきこと―複合的合理性・実態調査・有効性
(寺沢拓敬)
・ディスカッション3 言語教育政策研究は必要なのか
まとめに代えて―政策を動かす日本語教育のために
(牲川 波都季)
- 著者紹介
- 牲川波都季(せがわ はづき)/編者
関西学院大学総合政策学部 准教授
有田 佳代子(ありた かよこ)
新潟大学 教育・学生支援機構 グローバル教育センター 准教授
庵 功雄(いおり いさお)
一橋大学国際教育交流センター 教授
寺沢 拓敬(てらさわ たくのり)
関西学院大学社会学部 准教授