リテラシーズ4

品切

リテラシーズ4

ことば・文化・社会の日本語教育へ

リテラシーズ研究会[編]

定価
2,200円(2,000円+税)
ISBN
978-4-87424-458-6 C3337
発売日
2009/10/1
判型
A5
ページ数
200頁
ジャンル
日本語教育 ― <リテラシーズ>
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紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

雑誌版『リテラシーズ』の最終号(今後はWEBにて展開)。投稿論文のほか、前身の『21世紀の日本事情』から『リテラシーズ』まで研究会の現時点での総括も掲載。


<リテラシーズ>
■リテラシーズ研究会 編
前身の『21世紀の「日本事情」』を受けて、知識・能力の別を超え、複数のリテラシーズ育成にむけた、新たな言語教育の方向性を提案・・・(全文を読む)する学術研究誌。「ことば・文化・社会の日本語教育へ」という理念を発信する。第4号で完結。以後WEB版にて公開。

関連情報
【関連サイト】
「リテラシーズ ―ことば・文化・社会の言語教育」
研究プロジェクト「リテラシーズ」のサイト。論文誌『リテラシーズ』をウェブ公開。
http://literacies.9640.jp/
目次
【考察する】
 実践と「教材」はどう結びつくのか:年少者日本語教育における「実践的教材論」の試み(川上 郁雄)
 「日本人のコミュニケーションスタイル」観とその教育の再考:アメリカの日本語教科書を例として(佐藤 慎司)
 Discussion on the concept of ‘Criticality’(Yamada, Etsuko)

【実践する】
 ワークショップ型日本語教師研修におけるコーディネータの学び:研修参加者との場の共有化と対話を通して(齋藤ひろみ,池田玲子,池上摩希子,河野俊之)
 日本語教室でのクリティカル・リテラシーの実践へ向けて(熊谷 由理)
 専門学校におけるクラス・コミュニティへの参加の意味:日本語支援の目的と方法の転換(三代 純平)
 日本人支援者との協働による言語少数派の親の教育参加:「母語・日本語・教科相互育成学習モデル」の実践から(小田 珠生)
 「共生日本語教育」における参加者の積極的共生態度の検証:PAC分析から見た意義と課題(半原 芳子)

【書 評】
 ことばと文化の「標準」を批判的に「読む」ということ:佐藤 慎司・ドーア根理子 編著『文化,ことば,教育―日本語/日本の教育の「標準」を越えて』(此枝 恵子)
 実践論は問いかける:川上郁雄 編著『「移動する子どもたち」の考える力とリテラシー─主体性の年少者日本語教育学』(牲川 波都季)

【総 括】
 イメージとしての「力」(牲川 波都季)
 「リテラシーズ」回想:日本事情・文化リテラシー,そして相互文化性へ(細川 英雄)
 寛容なメディアを目指して(砂川 裕一)
 「リテラシーズ」の「ズ」とは?:自由のための多種多様なリテラシー獲得へ(門倉 正美)
 マイノリティ話者の「リテラシーズ」:「リテラシー」の多元性を求めて(佐々木 倫子)
 リテラシーはどこにあるのか(川上 郁雄)
著者紹介
川上 郁雄(かわかみ いくお) 早稲田大学大学院

佐藤 慎司(さとう しんじ) コロンビア大学

山田 悦子(やまだ えつこ) ニューカッスル大学

齋藤 ひろみ(さいとう ひろみ) 東京学芸大学

池田 玲子(いけだ れいこ) 東京海洋大学

池上 摩希子(いけがみ まきこ) 早稲田大学大学院

河野 俊之(かわの としゆき) 横浜国立大学

熊谷 由理(くまがい ゆり) スミス大学

三代 純平(みよ じゅんぺい) 日本学術振興会特別研究員

小田 珠生(おだ たまき) 亜細亜大学

半原 芳子(はんばら よしこ) 海外技術者研修協会横浜研修センター

此枝 恵子(このえだ けいこ) マサチューセッツ大学アムハースト校

牲川 波都季(せがわ はづき) 秋田大学