現代日本語文法6

現代日本語文法6

第11部複文

日本語記述文法研究会[編]

定価
3,080円(2,800円+税)
ISBN
978-4-87424-415-9 C3081
発売日
2008/6/10
判型
A5
ページ数
328頁
ジャンル
日本語学 ― <現代日本語文法>
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リアル書店在庫
紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

日本語表現についての謎や疑問に、文法的な見地から網羅的かつ体系的に答える参照文法シリーズ待望の第3回配本=「複文」。「歯を磨いてから寝なさい/磨いたあとで寝なさい」はどちらもマル? 日本語に関心を持つ全ての人に。


<現代日本語文法>
■日本語記述文法研究会 編
日本語文法研究の気鋭の執筆陣が、日本語文法の細目を詳解する。日・・・(全文を読む)本語の文法現象について調べたいこと、知りたいことがわかる、網羅的で体系的な参照文法シリーズ。全7巻(完結)。

関連情報

目次
■第11部 複文■
第1章 複文の概観
第1節 複文とは
1.複文の規定
2.単文と複文の連続性
第2節 複文の類型と体系
1.複文の分類
2.従属節の従属度
3.4種類の従属節間の連続性
4.ほかの文法領域と関連する問題

第2章 補足節
第1節 補足節とは
1.補足節の規定
2.補足節の種類
第2節 名詞節
1.名詞節の規定
2.「こと」を伴う名詞節と「の」を伴う名詞節の比較
3.「ところ」を伴う名詞節の用法
4.そのほかの名詞節
第3節 引用節
1.引用節の規定
2.「と」
3.「よう(に)」
4. ヲ格+引用節+認識を表す動詞
第4節 疑問節
1.疑問節の規定
2.疑問節の中に現れる要素
3.疑問節が補語になる述語
4.付加的な疑問節

第3章 名詞修飾節
第1節 名詞修飾とは
1.名詞修飾の規定
2.語による名詞修飾
3.節による名詞修飾
第2節 名詞修飾節の構造
1.名詞修飾節の構造による分類
2.格成分名詞修飾節による名詞修飾
3.内容補充修飾節による名詞修飾
4.相対名詞修飾節による名詞修飾
5.付随名詞修飾節による名詞修飾
6.修飾節の中の格助詞「が」と「の」の交替
7.被修飾名詞の意味的特徴と修飾節との関係
第3節 名詞修飾節の機能
1.名詞修飾節の機能による分類
2.限定的名詞修飾と非限定的名詞修飾の違い
3.非限定的名詞修飾節の機能
4.非限定的名詞修飾節とそのほかの従属節

第4章 条件節
第1節 条件節とは 
1.条件節の4タイプ
2.仮定的な条件文と事実的な条件文の関係
3.誘導推論

第2節 順接条件節
1.順接条件節の規定
2.仮説条件文「ば」「たら」「と」「なら」
3.反事実条件文「ば」「たら」「なら」
4.一般条件文「ば」「と」
5.反復条件文「ば」「と」(「たら」「なら」)
6.事実条件文「たら」「と」(「ば」)
7.そのほかの順接条件節
8.複合的な順接条件節

第3節 原因・理由節
1.原因・理由節の規定
2.「から」と「ので」
3.「ため(に)」
4.テ形・連用形
5.「のだから」「からには」「以上」「うえは」
6.「おかげで」「せいで」
7.「だけに」「だけあって」
8.「ばかりに」
9.「ものだから」「もので」
10. 「ことだから」「ことだし」
11. そのほかの原因・理由節
12.因果関係の不確定性を提示する原因・理由節

第4節 逆接条件節
1.逆接条件の規定 
2.逆条件節
3.逆接節

第5章 時間節
第1節 時間節とは
1.時間節の規定
2.時間節のおもな形式と分類
3.時間節の形式的特徴
第2節 同時を表す時間節
1. 同時を表す時間節の規定
2.「とき」「ときに」「とき(に)は」
3.「たび」「ごとに」「につけ」
4.「と同時に」「とともに」「につれ」「にしたがい」「にともない」
第3節 期間を表す時間節
1.期間を表す時間節の規定
2.「あいだ」「あいだに」「あいだは」
3.「うち」「うちに」「うちは」
4.そのほかの期間を表す時間節
第4節 前後関係を表す時間節
1.前後関係を表す時間節の規定
2.「まえ」類の時間節
3. 「あと」類の時間節

第5節 そのほかの時間節
1.そのほかの時間節の形式
2.「ところ」「ところを」「ところが」「ところへ」「ところに」「ところで」
3.「なか」「なかを」「なかで」
4.「うえで」

第6章 目的節
第1節 目的節とは 
第2節 目的節を表す形式
1.「ため(に)」「よう(に)」「に」
2.主題化された目的節
3.そのほかの目的節を表す形式

第7章 様態節
第1節 様態節とは
第2節 様態節を表す形式
1.様子を表す様態節
2.程度・限定を表す様態節
3.付帯状況を表す様態節

第8章 等位節・並列節
第1節 等位節・並列節とは
1.等位節・並列節の規定
2.等位節の従属度
3.等位節・並列節と名詞の並列
第2節 等位節
1.「けれど」「が」
2.「し」
3.テ形・連用形
4.そのほかの等位節
第3節 並列節
1.「たり」
2.「か」
3.そのほかの並列節
第4節 テ形・連用形による接続
1.テ形・連用形の汎用性
2.テ形・連用形の用法 
3.そのほかの問題
第5節 等位節で文を言いおわる言い方
1.従属節で言いおわる文
2.「けれど」「が」による言いおわり
3.「し」による言いおわり
4.テ形による言いおわり
著者紹介
《日本語記述文法研究会メンバー一覧》
仁田義雄(代表)
○安達太郎,○阿部忍,雨宮雄一,庵功雄,石黒圭,岩崎卓,川越菜穂子,黄淑燕,小林英樹,佐野由紀子,○塩入すみ,渋谷勝己,清水佳子,○白川博之,高梨信乃,○高橋美奈子,張麟声,中西久実子,中畠孝幸,○野田春美,野田尚史,浜田麻里,林雅子,日高水穂,○前田直子,宮崎和人,森山卓郎,八亀裕美,山田敏弘,渡部学

○…本巻の執筆担当者