大学で教える英文法

大学で教える英文法

畠山雄二[編]

価格
1,600円+税
ISBN
978-4-87424-519-4 C1082
発売日
2011/4/7
判型
A5
ページ数
256頁
ジャンル
英語教育・英語学習 ― 英語学習
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紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

英文法の知識は、英語の学術的研究にはもちろん、TOEICやTOEFLで高得点を取るにも不可欠。重要な文法事項の解説を、各項目、見開き2ページに凝縮した、事典タイプの新しい文法解説書。大学生に必要な英語力をこの1冊で。

関連情報

目次
◇I. 文の基本要素:文の骨格

■第1章 動詞と準動詞
1 動詞の分類(I):自動詞と他動詞は区別できるか
2 動詞の分類(II):項をいくつとるか
3 自動詞・他動詞用法と結果構文:結果は「外付け」か「内蔵」か
4 動詞の選択制限(I):主語の選択
5 動詞の選択制限(II):補文の選択
6 過去分詞:完了と受け身のパラダイム
7 不定詞:隠れている主語を追え!
8 動詞のing形:動詞の「副業」
9 動名詞の主語: 現れる2つの顔
10 助動詞: 形と意味のサポーター
    主要参考文献

■第2章 名詞
1  可算と不可算:「まとまり」という感覚
2 格:配役と配置を決める司令塔
3 主語:主語のもつ二面性
4 形式主語:その正体は省略された名詞句
5 無生物主語:英語がもつ
6 目的語:関係を表す概念
7 形式目的語:文法規則を支える小さな巨人
8 目的語の副詞的用法:前置詞が消える理由
9 代名詞:変数の役割をもつ語
10 疑問詞:疑問詞だけでは疑問詞ではない!?
    主要参考文献

■第3章 冠詞と形容詞
1 定冠詞:共通の話題をつくろう!
2 不定冠詞:相手に正体を明かすな!
3 無冠詞:無冠詞に無関心ではいられない!?
4 数量詞(I):数量表現の不思議な世界
5 数量詞(II):落ち着きのないコトバ
6 形容詞の限定用法:前からかけるツヨミ
7 形容詞の叙述用法:名詞とのビミョウな関係
8 前置修飾と後置修飾:マエとウシロの不思議
9 形容詞の順序:語順の決定原理
10 分詞の形容詞的用法:形容詞への転身
    主要参考文献

◇II. 文の補助要素:文の筋肉

■第4章 時制
1 時間と時制:この似て非なるもの
2 過去時制:過去形か過去形じゃないか、それが問題だ
3 現在時制:現在にこだわるな!
4 未来(I):英語の時制に未来はあるか
5 未来(II):be going toかwillか
6 時制の現れ方:隣接する(助)動詞と融合せよ!
7 時制の一致:時制を過去方向にシフトせよ!
8 動名詞と不定詞の時間:隠れた時間を見つけよ!
9 時を表す副詞節内の現在形:なぜwillは使えないのか
10 Before節の時間:爆弾は爆発したのか
   主要参考文献

■第5章 相と法、そして副詞
1 進行形(I):時間の幅を見つけろ!
2 進行形(II):でも幅だけの話じゃない
3 現在完了:あくまで時制は現在
4 過去完了と未来完了:過去にスライド、未来にスライド
5 仮定法過去(I):パラレルワールドへ
6 仮定法過去(II):でもSFだけじゃない
7 仮定法現在:「~すべし」の世界
8 副詞(I):文の内と外、さらにもっと外
9 副詞(II):時制と仲良し
10 副詞(III):すぐ隣にいなくても大丈夫
    主要参考文献

■第6章 態と否定
1 態:英語の文はジャンケン
2 能動態と受動態:主役と脇役を切り替えよ!
3 受動態にできない動詞:対称性を見抜け!
4 二重目的語構文と受動態:グッドラック!
5 与格構文と受動態:近い方を選べ!
6 群動詞の受動態:前置詞に注意せよ!
7 否定極性表現:相性の悪い場所は避けよう!
8 否定の作用域:文の切れ目を見つけよ!
9 否定疑問文:2種類を使い分けよ!
10 二重否定:日本語とのズレを見分けよ!
   主要参考文献

◇III. 構文から見た英文法

■第7章 単文レベルの構文
1 命令文:まだ起こっていないから原形
2 there構文:存在と提示
3 場所句倒置構文:舞台に登場
4 結果構文:叩いた結果どうなった?
5 二次述語構文:be動詞はないけど述語
6 否定倒置構文:否定が時制と仲良くなるとき
7 分裂文と擬似分裂文:切り裂きかたにも2通り
8 重名詞句移動:文末には2つの役目あり
9 前置詞句外置:大事な情報はするりと文末へ
10 感嘆文:「何て」と「ホント」
    主要参考文献

■第8章 複文レベルの構文
1 分詞構文:Ecoでも気配り
2 等位構造:何がつなげて何がつなげないか
3 付加疑問文:効果的でも要注意
4 省略(I):何でも削ればいいわけではない
5 省略(II):ばらばらでも似ている
6 使役構文(I):「使役」って何?
7 使役構文(II):いくつもの顔をもつhave
8 it that構文とit(for)to構文:長くて重いものが最後にくる…だけ?
9 ECM構文と小節:完全な「節」まであと一歩
10 条件節・譲歩節:仮に名前は違っていたとしても
    主要参考文献

■第9章 関係節と比較構文
1 関係節:情報追加で明瞭伝達
2 関係代名詞:姿は変われど中身は1つ
3 前置詞+関係代名詞:ハーメルンの笛吹きは気まぐれ
4 関係副詞:whereよ、お前はいったい何者なのだ?
5 関係節の制限用法と非制限用法:情報添加か、コメントか?
6 自由関係節:whatの三態変化
7 比較構文:他と比べるのは人間のサガ
8 原級比較:形は同等だけど、意味は不等?
9 比較級比較:比べるときは同じ土俵で
10 最上級比較:何が一番かは相対的なもの
    主要参考文献

■第10章 構文の書き換え
1 so~that…構文⇔too~to…構文:tooから生じる否定的解釈
2 二重目的語構文⇔与格構文:所有か移動か
3 that補文⇔不定詞補文:thatとforは同じ仲間
4 副詞節⇔分詞構文:文脈から探る意味
5 原級⇔比較級⇔最上級:何と比べている?
6 仮定法⇔if省略:疑問文との隠れた共通点に気づこう!
7 直接話法⇔間接話法:話し手目線で再解釈しよう!
8 関係節⇔不定詞節:関係節にも時制の定・不定がある
9 seem構文:受動態との共通点に気づこう!
10 tough構文:目的語の取り立てと特徴づけ
    主要参考文献
著者紹介
【編著者】
畠山 雄二(はたけやま・ゆうじ)
1966年静岡県生まれ。東北大学大学院情報科学研究科博士課程修了。博士(情報科学)。現在、東京農工大学准教授。専門は理論言語学。著書に『情報科学のための自然言語学入門:ことばで探る脳のしくみ』(丸善)、『ことばを科学する:理論言語学の基礎講義』(鳳書房)、『情報科学のための理論言語学入門:脳内文法のしくみを探る』(丸善)『理工系のための英文記事の読み方』(東京図書)、『英語の構造と移動現象:生成理論とその科学性』(鳳書房)、『科学英語読本:例文で学ぶ読解のコツ』(丸善)、『言語学の専門家が教える新しい英文法:あなたの知らない英文法の世界』(ベレ出版)、『科学英語の読み方:実際の科学記事で学ぶ読解のコツ』(丸善)、『科学英語を読みこなす:思考力も身につく英文記事読解テクニック』(丸善)がある。訳書(共訳)に『うまい!と言われる科学論文の書き方:ジャーナルに受理される論文作成のコツ』(丸善)、『研究者のための上手なサイエンス・コミュニケーション』(東京図書)、『完璧!と言われる科学論文の書き方:筋道の通った読みやすい文章作成のコツ』(丸善)、『まずはココから! 科学論文の基礎知識』(丸善)、『大学生のための成功する勉強法:タイムマネジメントから論文作成まで』(丸善)、『成功する科学論文:構成・プレゼン編』(丸善)、『成功する科学論文:ライティング・投稿編』(丸善)、『おもしろいように伝わる! 科学英語表現19のツボ』(丸善)がある。また、編著書に『言語科学の百科事典』(丸善)、『日本語の教科書』(ベレ出版)、『理科実験で科学アタマをつくる』(ベレ出版)がある。
・ホームページ http://www.shimonoseki-soft.com/~hatayu/

【執筆者】
岩田彩志  (大阪市立大学 准教授)
遠藤喜雄  (神田外語大学 教授)
菊地 朗  (東北大学 准教授)
田中江扶  (信州大学 准教授)
藤田耕司  (京都大学 教授)
本田謙介  (茨城高専 准教授)
松本マスミ (大阪教育大学 教授)
水口 学  (長野高専 講師)