解放的語用論への挑戦

解放的語用論への挑戦

文化・インターアクション・言語

井出祥子/藤井洋子[編]

価格
1,800円+税
ISBN
978-4-87424-620-7 C3080
発売日
2014/4/7
判型
A5
ページ数
200頁
ジャンル
言語学 ― 社会言語学専門
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多言語比較可能な映像談話データ、ミスター・オー・コーパスを使用し、挑戦的な研究に取りくむ。文法現象の比較からの文化比較、「場の考え」の提示、視線による観察、談話行動の背後のメカニズムを求める試みなど。6編を収録。

関連情報

目次
第1章
 解放的語用論とミスター・オー・コーパスの意義
 ―文化・インターアクション・言語の解明のために―
 井出祥子

第2章
 文末名詞化構文の相互行為機能
 ―日韓語の自然発話データの対照を通して―
 堀江薫

第3章
 課題達成過程における相互行為の言語文化比較
 ―日本語・韓国語・英語の比較分析―
  藤井洋子・金明姫

第4章
 問いかけ発話に見られる日本人の先生と学生の社会的関係
 ―日英語の対照を通して―
 植野貴志子

第5章
 課題達成談話における日英語話者の視線配布について
 ―共通点と相違点からみる文化的行為―
 片岡邦好

第6章
 対話から見た権威の様態について
 ―能力と敬意?
 片桐恭弘

「解放的語用論プロジェクト」論文・学会発表一覧
著者紹介
井出 祥子(いで さちこ) *編者|第1章担当
台湾台北市生まれ。国際基督教大学大学院修士課程修了。日本女子大学文学部教授を経て,同名誉教授。国際語用論学会会長(2006-2011),社会言語科学会会長(2000-2003)。著書に『わきまえの語用論』(大修館書店, 2006)など

堀江 薫(ほりえ かおる) *第2章担当
鳥取県生まれ。上智大学外国語学研究科言語学専攻博士前期課程修了, 米国南カリフォルニア大学言語学科博士課程修了, Ph.D.。東北大学教授などを経て,現在, 名古屋大学大学院国際言語文化研究科教授。日本認知言語学会編集委員長(2014-),日本言語科学会編集主幹(2012-)。著書に『言語のタイポロジー:認知類型論のアプローチ』(共著, 研究社, 2009)など

藤井 洋子(ふじい ようこ) *編者|第3章担当(共著)
1954年東京都生まれ。日本女子大学文学研究科英文学専攻博士課程前期修了,オレゴン大学大学院修士課程修了。放送大学助教授,日本女子大学文学部助教授を経て,現在, 同学部教授。社会言語科学会理事,Pragmatics編集委員。論文に「日本語の語順の逆転について―会話の中の情報の流れを中心にー(『日英語の右方移動構文ーその構造と機能―』ひつじ書房, 1995)など。

金 明姫(キムミョンヒ) *第3章担当(共著) 
韓国仁川生まれ。梨花女子大学英語英文学科卒業。米国オレゴン大学大学院博士課程修
了, Ph.D.。漢陽大学(ERICA)英語言語文化学科助教授を経て,現在, 同大学同学科教授。論文に, “Linguistic and nonlinguistic factors determining proficiency of English as a foreign language: a cross-country analysis”, Applied Economics 42(18) (2010)など。

植野 貴志子(うえの きしこ) *第4章担当
1964年山口県生まれ。日本女子大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程後期単位取得満期退学。日本女子大学文学部英文学科助教を経て,現在,東京都市大学共通教育部講師。論文に“Honorifics and address terms.” In: Gisle Andersen and Karin Aijmer (eds.) Pragmatics of Society (Handbooks of Pragmatics, Sachiko Ideとの共著,Mouton de Gruyter, 2011)など。

片岡 邦好(かたおか くによし) *第5章担当
1960年愛知県生まれ。アリゾナ大学大学院博士課程修了。愛知大学法学部専任講師,助教授を経て,現在,同文学部教授。社会言語科学会理事,編集委員長(2013-)。編著書に『コミュニケーション能力の諸相』(共編著, ひつじ書房,2013))など。

片桐 恭弘(かたぎり やすひろ) *第6章担当
1954年新潟県生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。NTT基礎研究所,ATRメディア情報科学研究所所長などを経て,現在,公立はこだて未来大学副学長,教授。日本認知科学会会長(2007-2008)。編著著に『社会・行動システム』(共編著,ひつじ書房,2005)など。