ノダの意味・機能

品切中(プリント・オンデマンド版有)

日本語研究叢書(フロンティアシリーズ) 19
ノダの意味・機能

関連性理論の観点から

名嶋義直[著]

価格
3,800円+税
ISBN
978-4-87424-366-4 C3081
発売日
2007/1/10
判型
A5
ページ数
336頁
ジャンル
日本語学 ― <日本語研究叢書(フロンティアシリーズ)>
オンライン書店
amazon.co.jp 楽天ブックス
リアル書店在庫
紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

ノダ文を、関連性理論に代表される認知語用論的観点から詳細に記述し、その本質を明らかにする試み。「意味論的意味」を出発点とし「語用論的意味」が生じるに至る過程を詳細に考察。


<日本語研究叢書(フロンティアシリーズ)>
■編集委員会:仁田義雄/田窪行則/野田尚史/益岡隆志/森山卓郎
現代日本語についての開拓的研究を、同学の士の・・・(全文を読む)共同財産とするために、できるだけ発表後すみやかに、廉価な形で刊行することを目的としたシリーズ。主に国内外で出された博士論文またはそれに準じる論文を刊行。品切あり。

関連情報

目次
序章 考察の目的,対象,理論的枠組み,構成

 1.考察の目的

 2.考察対象

 3.理論的枠組み

 4.本書の構成



第1章 先行研究の検討と語用論的考察の必要性

 1.1.先行研究の批判的検討

  1.1.1.先行研究概観

  1.1.2.先行研究の問題点

  1.1.3.問題点の整理と今後の方向

 1.2.語用論的考察の根拠

  1.2.1.語用論の考え方

  1.2.2.ノダを語用論的観点から考察する根拠

 1.3.1章のまとめ



第2章 関連性理論

 2.1.関連性理論の有益性

 2.2.関連性理論概説

  2.2.1.文脈(context)

  2.2.2.関連性(relevance)

  2.2.3.文脈効果(contextual effect)

  2.2.4.最適な関連性(optimal relevance)

  2.2.5.関連性の原則(principle of relevance)

  2.2.6.表意(explicature)

  2.2.7.高次表意(higher-level explicature)

  2.2.8.推意(implicature)

  2.2.9.概念的意味(conceptual meaning)と手続き的意味(procedural meaning)

  2.2.10.本書における「関連づけ」の定義

 2.3.関連性理論とノダ研究

  2.3.1.関連性理論に基づくノダ研究

  2.3.2.問題点

 2.4.2章のまとめ



第3章 仮説提出のための理論的考察

3.1.ノダの持つ「手続き的意味」

  3.1.1.各レベルにおける「手続き的意味」

  3.1.2.ノダの持つ「手続き的意味」の限界

  3.1.3.3.1のまとめ

 3.2.「既定性」分析の限界

  3.2.1.「既定性」に替わる新たな考察視点の必要性

  3.2.2.先行研究とその問題点

  3.2.3.「文脈」という考察視点の提案

  3.2.4.文脈の改変と既定性

  3.2.5.3.2のまとめ

 3.3.ノダが提示する命題の特徴

  3.3.1.先行研究と本書の考え方

  3.3.2.「解釈」という観点からの分析可能性

  3.3.3.「解釈」の内実

  3.3.4.利点

  3.3.5.3.3のまとめ

 3.4.3章のまとめ



第4章 表意の復元とノダ

 4.1.「発見のノダ文」

  4.1.1.先行研究とその問題点

  4.1.2.考察の枠組み

  4.1.3.記述的考察

  4.1.4.「情報の受信・受容を表すノカ文」

  4.1.5.4.1のまとめ

 4.2.「説明のノダ文」―因果関係を中心に―

  4.2.1.先行研究とその問題点

  4.2.2.理論的考察

  4.2.3.記述的考察

  4.2.4.「説明のモダリティ」再考

  4.2.5.4.2のまとめ

 4.3.4章のまとめ



第5章 高次表意の復元とノダ

 5.1.「命令・決意・忠告・願望のノダ文」

  5.1.1.先行研究とその問題点

  5.1.2.関連性理論の命令文分析

  5.1.3.理論的考察

  5.1.4.記述的考察

  5.1.5.5.1のまとめ

 5.2.いわゆる「強調のノダ文」

  5.2.1.先行研究とその問題点

  5.2.2.理論的考察

  5.2.3.記述的考察

  5.2.4.他のノダ文との連続

  5.2.5.5.2のまとめ

 5.3 5章のまとめ



第6章 推意の復元とノダ

 6.1.先行研究とその問題点

  6.1.1.関連性理論における推意の位置づけ

  6.1.2.先行研究概観

  6.1.3.先行研究の問題点

 6.2.理論的考察

  6.2.1.理論的枠組みの提案

  6.2.2.理論的枠組みの検証

 6.3.記述的考察

  6.3.1.「推意のノダ文」による伝達

  6.3.2.「推意のノダ文」による伝達の諸相

 6.4.6章のまとめ



第7章 フィードバック

 7.1.包括的記述の可能性

 7.2.「関連づけ」とノダ



第8章 結語と今後の課題

 8.1.結語

 8.2.今後の課題
著者紹介
名嶋 義直(なじま よしなお)

三重県生まれ

立命館大学経済学部経済学科卒業

姫路獨協大学大学院言語教育研究科修士課程修了

名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士後期課程単位取得退学

同大学より博士(文学)の学位を取得

東北大学大学教育研究センター講師を経て,現在,東北大学大学院文学研究科助教授