日本語文法の形式理論

日本語研究叢書(フロンティアシリーズ) 24
日本語文法の形式理論

活用体系・統語構造・意味合成

戸次大介[著]

価格
4,200円+税
ISBN
978-4-87424-468-5 C3081
発売日
2010/3/10
判型
A5
ページ数
356頁
ジャンル
日本語学 ― <日本語研究叢書(フロンティアシリーズ)>
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組合せ範疇文法(CCG)と高階動的論理に基づき「日本語の言語現象に対する網羅性」「計算機で扱うのに充分な形式的厳密性」「活用体系・統語構造・意味合成に亘る理論的統合性」を同時に満たす日本語文法を構築・提示する試み。


<日本語研究叢書(フロンティアシリーズ)>
■編集委員会:仁田義雄/田窪行則/野田尚史/益岡隆志/森山卓郎
・・・(全文を読む)現代日本語についての開拓的研究を、同学の士の共同財産とするために、できるだけ発表後すみやかに、廉価な形で刊行することを目的としたシリーズ。主に国内外で出された博士論文またはそれに準じる論文を刊行。品切あり。

関連情報

目次
■第1章 はじめに
 1.1 文科系言語学と理科系言語学の乖離
 1.2 理論言語学、記述言語学、自然言語処理の径庭
 1.3 形式的、網羅的、統合的な文法理論を目指して
 
■第2章 組合せ範疇文法 (CCG)
 2.1 歴史
 2.2 統語範疇
 2.3 統語素性
 2.4 意味表示
 2.5 組合せ規則
 
■第3章 日本語 CCG の構成
 3.1 組合せ規則と日本語
 3.2 日本語の統語範疇
 
■第4章 語幹と活用語尾
 4.1 五段活用動詞
 4.2 一段活用動詞
 4.3 変格活用動詞
 4.4 形容詞
 4.5 状詞
 4.6 境界的問題
 
■第5章 助動詞(二次的活用語尾)
 5.1 過去形
 5.2 丁寧形
 5.3 否定形
 5.4 推量形
 5.5 テ形とニ形
 
■第6章 接尾語(二次的語幹)
 6.1 動詞性接尾語
 6.2 形容詞性接尾語
 6.3 状詞性接尾語
 
■第7章 体言
 7.1 格助詞「が・に・を」
 7.2 量化表現
 7.3 提題助詞「は」
 7.4 ノ格名詞句と量化のスコープ
 7.5 二重ガ格構文
 7.6 照応
 7.7 項の省略(pro)
 7.8 カ節
 
■第8章 態(ヴォイス)
 8.1 受動態
 8.2 使役態
 8.3 可能態
 8.4 ら抜き表現
 
■第9章 複文構造
 9.1 連体節
 9.2 連用節
 9.3 条件節
 
■第10章 発話形式と引用
 10.1 統語範疇S
 10.2 発話形式
 10.3 引用
 
■第11章 おわりに
 
 補遺A 高階論理
 A.1 型と項
 A.2 自由変項と置換
 A.3 型付きラムダ計算の公理
 A.4 高階直観主義論理の公理
 
 補遺B 動的意味論
 B.1 古典的意味論から動的意味論へ
 B.2 動的命題
 B.3 動的量化
 B.4 内包論理への拡張
著者紹介
戸次 大介(べっき だいすけ)

1973年 北海道函館市生まれ

1995年 東京大学理学部情報科学科卒業

2000年 理学博士(東京大学)

2000年~2003年 科学技術振興事業団(現在の科学技術振興機構)個人研究推進事業さきがけ研究21「情報と知」領域専任研究員

2004年~2008年 東京大学21世紀COE「心とことば-進化認知科学的展開-」研究拠点形成特任研究員

2008年~現在 お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科准教授



専門は数理言語学、理論言語学、計算言語学。人工知能学会会員、日本言語学会会員、言語処理学会会員。