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レキシコン研究の現代的課題

岸本秀樹[編]

定価
4,620円(4,200円+税)
ISBN
978-4-87424-860-7 C3081
発売日
2021/5/11
判型
A5
ページ数
240頁
ジャンル
言語学・英語学 ― 言語学専門
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長年の積み上げがある課題を追究するとき全体像をつかむには時間がかかる。本書に収録した9本の論文(査読付)ではレキシコン研究のホットな課題、最新の成果を著すと同時に展望も述べており、読者がそのテーマで研究を始める際の一助となるよう努めた。

関連情報

目次
第1章 分散形態論と日本語の他動性交替
大関洋平

第2章 コト節をとる難易述語とコントロールについて
王丹丹・竹沢幸一

第3章 「ない」イディオムと語彙化:
現象優先主義の試み
西山國雄

第4章 フレーム意味論とforce dynamics:
wipeに基づく結果構文の場合
岩田彩志

第5章 サイズ修飾の形態特性
渡辺明

第6章 補助動詞構文におけるV2の文法化:
脱範疇化と融合
岸本秀樹

第7章 上甑島瀬上方言における歯茎濁音系と歯茎鼻音系との対立:
娘言語の心的辞書に残る祖語の音素対立
黒木邦彦

第8章 名古屋方言疑問文の音調とピッチ変更
田中真一

第9章 分散形態論による日本語オノマトペの分析
漆原朗子
著者紹介
岸本秀樹(きしもと ひでき)
兵庫県生まれ。神戸大学大学院文化学研究科修了(学術博士)。鳥取大学、滋賀大学、兵庫教育大学などを経て、現在、神戸大学大学院人文学研究科教授。