謎解きの英文法 動詞

新刊

謎解きの英文法 動詞

久野暲/高見健一[著]

価格
1,600円+税
ISBN
978-4-87424-724-2 C1082
発売日
2017/3/24
判型
四六
ページ数
280頁
ジャンル
英語教育・英語学習 ― <謎解きの英文法>
オンライン書店
amazon.co.jp 楽天ブックス

The boy kick the ball. とThe boy kick at the ball. の違いは? Comeとgoの使い分けや、相互動詞などについても詳細に解説。好評シリーズ第9弾。動詞についての謎を解く。


<謎解きの英文法>
■久野暲/高見健一
英文法で不思議に思われること、これまで教わってき・・・(全文を読む)たことが実は間違っているというような現象を取り上げ、ネイティヴ・スピーカーの用法を明らかに。大学生から社会人、英語のプロまで目から鱗のシリーズ。

関連情報

目次
はしがき

第1章 Help someone VP と Help someone to VP は 意味が違うのか?
・手助けの仕方が違う?
・母語話者の意見
・実例の観察

第2章 相互動詞の特異性
・Meetやmarryの不思議
・相互動詞はなぜ受身にならないか?
・話し手はどの立場の視点をとりやすいか?
・「談話法規則違反のペナルティー」
・相互動詞としてのresemble
・Resembleの特異性と「類似の基準」
・Divorceも相互動詞か?
・結び
コラム(1) “ I’m Good.”

第3章 He tried to open the door.とHe tried opening the door.の違いは何か? ―不定詞句をとる動詞、動名詞句をとる動詞―
・不定詞句(to-VP)と動名詞句(VP-ing)のどちらをとる?
・To不定詞句をとる動詞の意味的特徴
・「To不定詞句をとる動詞」のリスト
・過去指向解釈の主動詞
・過去指向解釈のない現在指向解釈動詞
・To不定詞句と動名詞句の両方をとる動詞 ― 意味の違いがあるもの
・To 不定詞句と動名詞句の両方をとる動詞 ― 意味の違いがないもの
・主動詞の意味に基づく動詞目的語タイプの推測方法
・結び
・動名詞句の意味上の主語が主動詞の主語と異なる場合

第4章 The cat scratched the door.とThe cat scratched at the door.の違いは何か? ―他動詞構文と動能構文―
・Hit, cut, kick は自動詞でも使う?
・動能構文のさらなる例
・これまでの説明とその問題点(1) ― 行為が成立したかどうか
・行為が成立したかどうかは何によって決まる?
・これまでの説明とその問題点(2) ― どんな動詞が用いられるか
・(15)と(16)?(19)は何が違っているか?
・これまでの説明とその問題点(3)― 摂取動詞
・他動詞構文と動能構文の意味の違い
・動能構文の「繰り返し」の意味はどこから生じるか?
・動能構文以外の前置詞の有無による意味の違い
・日本語の場合
・結び
コラム(2) What’s My Column About? It’s About 800 Words.

第5章 This house will sell easily. と言えて、*This house will buy easily. と言えないのはなぜか? ―中間構文の適格性―
・他動詞の目的語が主語に?
・The door opened. や The vase broke. でも同じ?
・(9b)?(11b)の自動詞文と(1a-c)の中間構文は どこが違うか?
・中間構文は何を表わそうとするのか?
・母語話者が用いた中間構文の実例から
・中間構文に課される「特性制約」
・さらなる例の考察
・結び
コラム(3) アメリカ英語とイギリス英語の違い

第6章 ComeとGoはどのように使われるか?(1) ―ふたつの重要概念―
・これまでの説明
・実際はもっと複雑
・重要概念(1)―「ホームベース」
・重要概念(2)―「視点」

第7章 ComeとGo はどのように使われるか?(2) ―「ホームベース制約」―
・ホームベース制約
・「ホームベース制約」で説明できるさらなる例

第8章 ComeとGoはどのように使われるか?(3) ―視点制約はホームベース制約にどう関わるか―
・同じホームベースへの移動なのにどうして適格性が違う?
・「視点制約」
・疑問文では話し手が聞き手の視点をとる
・さらなる例文の説明
・結び
コラム(4) Would you like to {come / go} with me? はどちらを使う?

第9章 命令文にはどんな動詞句が現われるか?
・同じ命令文なのになぜ適格性が違う?
・「自己制御可能な」(self-controllable)動詞句
・受身形の命令文
・進行形と完了形の命令文
・結び

第10章 Tom promised Ann to do it.は母語話者誰もが適格と認める構文パターンか?
・「Promise+O〈人〉+to do」に関する従来の説明
・「Promise+O〈人〉+to do」を認めない母語話者もいる
・「Promise+O〈人〉+to do」に関する近年の記述
・結び

付記・参考文献
著者紹介
久野 暲(くの・すすむ)
ハーバード大学名誉教授。
主な著作に『日本文法研究』(大修館書店、1973)、『談話の文法』(大修館書店、1978)、『新日本文法研究』(大修館書店、1983)、Functional Syntax(University of Chicago Press,1987)など。

高見 健一(たかみ・けんいち)
学習院大学文学部教授。
主な著作にPreposition Stranding(Mouton de Gruyter,1992)、『機能的構文論による日英語比較』(くろしお出版、1995)、『日英語の機能的構文分析』(鳳書房、2001)など。