謎解きの英文法 使役

謎解きの英文法 使役

久野暲/高見健一[著]

価格
1,500円+税
ISBN
978-4-87424-638-2 C1082
発売日
2014/10/29
判型
四六
ページ数
208頁
ジャンル
英語教育・英語学習 ― <謎解きの英文法>
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英語では、make, let, have, get, causeなど用いられる使役動詞によって意味が違い、land the planeとmakeを使ったmake the plane landも意味が異なる。違いを整理し、定説の間違いを正す。


<謎解きの英文法>
■久野暲/高見健一
英文法で不思議に思われること、これまで教わ・・・(全文を読む)ってきたことが実は間違っているというような現象を取り上げ、ネイティヴ・スピーカーの用法を明らかに。大学生から社会人、英語のプロまで目から鱗のシリーズ。

関連情報

目次
はしがき

第1章
使役動詞 make が表わす意味
●Make は「強制的に(無理やり)~させる」?
●新たな疑問 4
●強制使役の典型例とそれから少しずれるもの
●自発使役の典型例 9
●典型的強制使役でも典型的自発使役でもない例
●使役動詞 Make は何を表わすか?
●結び

第2章
He made her more cautious. と He made her be more cautious. は同じ意味か?
●はじめに
●[人間.Make.人間.Be.C]は言語的強制使役文
●[人間.Make.人間.C]は 人間が意図的に人間にもたらす魔術的状態変化を表わす
●[人間.Make.人間.C]には、自発使役の解釈もある
●He made her more cautious. と He made her be more cautious. は同じ意味か?

第3章
Make 使役は「強制使役」の場合のみ
受身になるのか?
●Make 使役の受身文
●自発使役も受身になる
●これまでの例で気がつくこと
●受身文の by 句は、「行為者」や「準行為者」、および「経験者」
●Make 使役受身文の by 句
●(6c, d)はなぜ不適格か?
●適格な make 自発使役受身文は、主語指示物に生じる静的状態を表わす
●(1b) の適格度の説明
●「準行為者」の程度
●結び
コラム1 トンビと凧

第4章
The man made him die. はなぜ不適格か?
●『ジーニアス英和辞典』の記述
●O(目的語)が自分の意志でできない動詞も現われる
●母語話者の判断と指摘
●Make X die と kill X はどこが違う?
●主語が〈人間〉の場合
●結び

第5章
Land the plane と make the plane land はどこが違うか? ─語彙的使役と迂言的使役の意味の違い─
●Land the plane か、make the plane land か?
●語彙的使役と迂言的使役の具体例と意味の違い
●さらなる例
●(1a, b)の違い
●日本語の語彙的使役動詞と迂言的「─させる」使役動詞
●結び 

第6章
Persuade 使役構文
●Persuade someone to-VP(動詞句)構文
●「含意」と「暗意」
●Persuade someone to-VP 構文に関するこれまでの説明
●Persuade someone to-VP は、本当に “someone(to-)VP”を含意するか?
●Coax someone to VP と Coax someone into VPing
●結び
コラム2 I have a temperature. は間違いか?

第7章
Let 使役文は本当に受身にならないか?
●使役動詞 let とその受身形
●Let は本当に受身にならないか?
●非意図的動詞のみ受身文になるのでは?
●Let 使役受身文の適格性制約
●主語が〈無生物〉の場合
●(12e)の be let rest に関して
●さらなる let 使役受身文
●結び
コラム3 “Let it go” と “Let it be”

第8章
Cause 使役文とその受身文(1) ─ Cause 使役文は本当に意図的な使役を表わせないのか? ─
●はじめに
●Make 使役文は非意図的な使役も表わす
●Cause 使役文は意図的な使役も表わす
●Cause 使役文の意味─Make 使役文と比べながら
●強制使役の2つのタイプ
●なぜ(3a)は不適格か?
●結び

第9章
Cause 使役文とその受身文(2) ─ Cause 使役文は本当に受身文にならないのか? ─
●はじめに
●Cause 使役受身文はどんな場合に用いるか
●(1b),(2b)の不適格性の説明
●(3)-(5)の説明
●さらなる例の観察
●結び
付記・参考文献
著者紹介
久野 すすむ(くの・すすむ)
ハーバード大学名誉教授。
主な著作に『日本文法研究』(大修館書店、1973)、『談話の文法』(大修館書店、1978)、『新日本文法研究』(大修館書店、1983)、Functional Syntax(University of Chicago Press,1987)など。

高見 健一(たかみ・けんいち)
学習院大学文学部教授。
主な著作にPreposition Stranding(Mouton de Gruyter,1992)、『機能的構文論による日英語比較』(くろしお出版、1995)、『日英語の機能的構文分析』(鳳書房、2001)など