英語の書きことばと話しことばはいかに関係しているか

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英語の書きことばと話しことばはいかに関係しているか

第二言語理解の認知メカニズム

門田修平[著]

価格
3,500円+税
ISBN
978-4-87424-252-0 C1082
発売日
2002/3/31
判型
A5
ページ数
248頁
ジャンル
言語習得 ― 言語習得専門
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02年大学英語教育学会賞受賞。聴く・話す・書く・読むという4つの言語処理過程はどのように結びついているのか? 応用言語学、認知・脳神経科学などの理論と実証的データをもとに、リーディングの「誤った認識」を払拭。

関連情報

目次
はしがき



第1章 こころの処理システム概要

 1.1 記憶モデル

 1.2 脳と言語機能:脳神経科学の基礎

 まとめ



第2章 ことばの情報処理 ―4技能の概説 ―

 2.1 リスニングの過程とプロソディの役割

 2.2 リーディングとそのモデルの変遷:ボトムアップ、トップダウン、相互作用を経てニューボトムアップまで

 2.3 スピーキングの認知過程:発話のプランニング機構

 2.4 ライティングとその評価

 まとめ



第3章 読みのディコーディング過程―メンタルレキシコンからの語彙検索―

 3.1 語彙知識の広さと深さ

 3.2 メンタルレキシコンの構造:連想を手掛かりとした実証研究

 3.3 メンタルレキシコン内の語彙へのアクセスモデル

 3.4 日本人英語学習者の語彙アクセス:語の頻度レベル・長さの影響

 3.5 メンタルレキシコンの脳内機構

 まとめ

 付録 反応時間を指標としたデータの有効性



第4章 読みのコンプリヘンション過程―文・談話の理解―

 4.1 リーディングの処理理論:まとめ

 4.2 読みの能動的性質とスキーマ理論

 4.3 形式スキーマと読み:クローズテストを用いた実証研究

 4.4 眼球の運動と読み

 4.5 チャンキングのメカニズム:リーディングにおける認識単

 4.6 読みの制御システム:読解ストラテジーと理解過程

 まとめ

 付録 発話プロトコルと読解ストラテジー



第5章 視覚提示語のアクセスと音韻

 5.1 書記体系と音韻符号化

 5.2 語彙ルートと非語彙ルート:語の音韻への二重経路モデル

 5.3 音韻ルートと非音韻ルート:語の意味への二重アクセスモデル

 5.4 各種語彙情報へのアクセス:研究1

 5.5 音韻表象および意味表象へのアクセスの比較:研究2

 5.6 語の意味・音韻アクセスにおける同音異義語ペアの影響:研究3

 5.7 語の正書法・音韻の処理と文の意味理解との関係:研究4

 まとめ



第6章 文・談話の読みと音韻

 6.1 リスニングからリーディングへの転移

 6.2 書かれた文の理解と音韻情報の関与

 6.3 外国語としての英語の読みにおける音韻符号化

 6.4 読みとリズム:韻律構造仮説

 6.5 読みにおける非音韻(視覚・空間)処理ルート

 6.6 文・談話レベルの読みにおける音韻符号化:試案的モデル

 まとめ



第7章 おわりに―まとめと教室活動へのヒント―

 7.1 読みにおける音韻処理機構:本書のまとめ

 7.2 おわりに:教室活動へのヒント



引用文献



索引
著者紹介
門田修平(かどた しゅうへい)

関西学院大学法学部および大学院言語コミュニケーション文化研究科・教授。

本書で、2002年度大学英語教育学会学術賞を受賞。



専門は、心理言語学、応用言語学(研究テーマ:語彙アクセスや読解における音韻符号化、読みの処理単 など)。1985年日本カトリック短期大学学術研究奨励賞、2002年大学英語教育学会賞学術賞を受賞。ことばの科学研究会(JSSS)副会長、大学英語教育学会(JACET)評議員、外国語教育メディア学会(LET)理事、日本英語音声学会(EPSJ)理事、関西英語教育学会(KELES)理事などを兼任。主な著書等に、『ことばとコミュニケーション:第1~3号』(英潮社:編集委員長)、『英語リーディングの認知メカニズム』(くろしお出版:共編著)、『応用言語学辞典』(研究社:共著)、『英語のメンタルレキシコン:語彙の獲得・処理・学習』(松柏社:編著)など。