談話表現ハンドブック

談話表現ハンドブック

日本語教育の現場で使える

泉子・K・メイナード[著]

価格
3,000円+税
ISBN
978-4-87424-335-0 C3081
発売日
2005/11/21
判型
A5
ページ数
522頁
ジャンル
日本語教育 ― 日本語教師参考書
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紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

日々刻々と変わる日本語を教育現場でいかに教えるか? 文学作品・新聞・テレビ・インターネットなどから使われている多様な日本語を集め、談話の表現効果を詳説。教室で役立つ教え方のツボも満載の日本語教師必携ハンドブック。

関連情報

目次
■第1章 日本語のバリエーション
 はじめに:変化し続ける日本語
 1.女性語・男性語・オネエ語
 2.世代差と言語
 3.方言とコード切り替え
 4.話し言葉・書き言葉・新言文一致体

■第2章 談話構造の基礎
 はじめに:談話全体の表現性
 5.談話全体の内部構成
 6.談話の単位:段落の構成と機能
 7.文脈と語の連鎖
 8.統括と要旨
 9.トピック構造とステージング操作

■第3章 ジャンル別談話の表現と構造
 はじめに:ジャンルとジャンル間の交渉
 10.物語の構造と視点
 11.意見文・コラムの構成
 12.報道文の表現と構成
 13.質問文と返答意見文の構成
 14.マンガ・アニメの世界
 15.俳句・短歌・川柳の表現
 16.現代詩の表現

■第4章 談話のレトリック
 はじめに:スタイル・感情・創造性
 17.スタイルシフト:ダ体とデス・マス体
 18.乱暴ことば
 19.借り物スタイル
 20.「である」と「だ」の混用
 21.「なる」表現

■第5章 談話表現の綾
 はじめに:表現効果と意味の反転
 22.繰り返し
 23.省略
 24.メタファー
 25.トートロジー
 26.アイロニー
 27.余情
 28.ユーモア・駄洒落
 29.ことわざ・慣用句

■第6章 文表現
 はじめに:文の選択と談話の表現性
 30.現象文と判断文
 31.描写文・説明文とコメント文・非コメント文
 32.動詞文・名詞述語文・分裂文
 33.受身文
 34.否定文
 35.疑問文・内的疑問・宙ぶらりん疑問節
 36.反語と修辞疑問文
 37.否定疑問文
 38.感嘆文

■第7章 文の操作
 はじめに:談話構成の相手とのつながり
 39.文頭の操作:前置き
 40.接続表現
 41.談話を管理する操作
 42.トピック提示の表現
 43.体言止め
 44.「だ」・「じゃない」表現
 45.「のだ」文と「のか」疑問文
 46.テンス:ル形とタ形
 47.文末の操作
 48.終助詞:「ね」と「よ」

■第8章 節と句の操作
 はじめに:談話における節と句
 49.修飾節の効果
 50.引用という操作
 51.語順と文順
 52.独立(感嘆)名詞句と付託
 53.モダリティ副詞:「やはり」・「やっぱり」
 54.指示表現
 55.一人称の表現とアイデンティティ

ディスコース例出典リスト(ジャンル別)
総文献(日本語)
総文献(英語)
人名索引
事項索引
主要表現索引
著者紹介
泉子・K・メイナード(Senko K.Maynard)

 山梨県出身。AFS(アメリカン・フィールド・サービス)で米国に留学。甲府第一高等学校およびアイオワ州コーニング・ハイスクール卒業。東京外国語大学卒業後、再度渡米。1978年イリノイ大学シカゴ校より言語学修士号を、1980年ノースウェスタン大学より言語学博士号を取得。その後、ハワイ大学、コネティカット・カレッジ、ハーバード大学、プリンストン大学で教鞭をとる。ニュージャージー州立ラトガース大学日本語学・言語学教授。日本語プログラム主任。

[主要著書]

・An Introduction to Japanese Grammar and Communication Strategies(Tokyo:The Japan Times,1990)

・『談話分析の可能性:理論・方法・日本語の表現性』くろしお出版,1997

・Principles of Japanese Discourse:A Handbook(Cambridge:Cambridge University Press,1998)

・Linguistic Emotivity:Centrality of Place,the Topic-Comment Dynamic,and an Ideology of Pathos in Japanese Discourse(Amsterdam:Benjamins,2002)

・『談話言語学:日本語のディスコースを創造する構成・レトリック・ストラテジーの研究』くろしお出版,2004