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戦後日本語教育学とナショナリズム

「思考様式言説」に見る包摂と差異化の論理

牲川波都季[著]

定価
3,300円(3,000円+税)
ISBN
978-4-87424-545-3 C3037
発売日
2012/2/15
判型
A5
ページ数
244頁
ジャンル
日本語教育 ― 日本語教育専門書
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紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

日本語教育学が織りなしてきたナショナリズムの論理とは? 学習者の包摂/差異化を正当化する言説、その連綿と続く絡まりを、戦後60年にわたる日本語教育学の事例から解きほぐしていく。メタ日本語教育学の始動をつげる一冊。

関連情報

目次
第1章 なぜ戦後日本語教育学のナショナリズムを問うのか
第2章 思考様式言説の変遷
第3章 第I期「日本語=日本人の思考様式論」前史:敗戦~1970年代初め
第4章 第II期「日本語=日本人の思考様式論」による包摂:1970年代半ば~80年代前半
第5章 第III期「日本人の思考様式」理解がもたらす包摂と差異化:1980年代後半~2000年代前半
第6章 戦後日本語教育学とナショナリズム
著者紹介
牲川波都季(せがわ はづき)



早稲田大学大学院日本語教育研究科修了,博士(日本語教育学)。



早稲田大学日本語研究教育センター助手,横浜国立大学留学生センター非常勤講師,ホープカレッジ現代古典言語学部客員助教等を経て,現在,秋田大学国際交流センター准教授。



専門は、日本語教育学,教育言説分析



編著書に

『わたしを語ることばを求めて――表現することへの希望』三省堂,2004(細川英雄との共著)、『変貌する言語教育』くろしお出版,2007(佐々木倫子・細川英雄・砂川裕一・川上郁雄・門倉正美と共編),など。