日本語学習者コーパスI-JAS入門

近刊

日本語学習者コーパスI-JAS入門

研究・教育にどう使うか

迫田久美子/石川慎一郎/李在鎬[編]

価格
2,700円+税
ISBN
978-4-87424-825-6 C3081
発売日
2020/3/30
判型
A5
ページ数
268頁
ジャンル
日本語教育 ― 日本語教育専門書
オンライン書店
amazon.co.jp 楽天ブックス
リアル書店在庫
紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

世界最大の日本語学習者コーパス「I-JAS(多言語母語の日本語学習者横断コーパス)」の構築理念・構築過程および収集したデータの概要を紹介し、日本語習得研究・日本語教育へのI-JASの応用可能性について解説を行う。

関連情報

目次
第1部 I-JASの設計と構築
第1章 I-JAS誕生の経緯
1.1 はじめに
1.2 誤用分析から学んだこと
1.3 コーパスデータの重要性
1.4 I-JASの誕生に向けて
1.5 まとめ

第2章 参加者の決定
2.1 はじめに
2.2 調査対象とする参加者
2.3 参加者のタイプ
2.4 まとめ

第3章 調査の設計と実施
3.1 はじめに
3.2 データ収集の基本方針
3.3 I-JAS調査の全体像
3.4 事前調査
3.5 本調査(対面調査)
3.6 事後調査(習熟度調査)
3.7 まとめ

第4章 音声データのテキスト化
4.1 はじめに
4.2 テキスト化作業の流れ
4.3 書き起こし
4.4 形態素解析
4.5 まとめ

第5章 データの公開
5.1 はじめに
5.2 2種類のデータ
5.3 公開データの種別
5.4 コードセット
5.5 まとめ

第2部 I-JASの量的外観
第6章 参加者の属性
6.1 はじめに
6.2 母語別参加者数
6.3 職業・性別・年齢
6.4 言語環境
6.5 日本語学習環境
6.6 まとめ

第7章 参加者の習熟度
7.1 はじめに
7.2 J-CATとSPOTの全般的得点分布
7.3 J-CATに見る母語別・学習環境別の習熟度分布
7.4 SPOTに見る母語別・学習環境別の習熟度分布
7.5 まとめ

第8章 参加者の産出語数
8.1 はじめに
8.2 タスク別産出語数
8.3 母語別・学習環境別の産出語数
8.4 まとめ

第3部 I-JASの使用法
第9章 「中納言」の基本検索
9.1 はじめに
9.2 事前登録
9.3 文字列検索と短単位検索
9.4 文字列検索:中国語母語話者が対話で使用した「それから」を探す
9.5 まとめ

第10章 「中納言」の応用検索
10.1 はじめに
10.2 活用形一括検索:「行く」の活用形を一括検索する
10.3 品詞指定検索:接続助詞の「が」を検索する
10.4 共起検索:「~している」形を検索する
10.5 詳細設定
10.6 検索結果の保存
10.7 短単位検索時の注意点
10.8 まとめ

第11章 計量研究の方法
11.1 はじめに
11.2 必要標本数の確認
11.3 差の有意性の検定
11.4 多変量解析
11.5 計量的コーパス研究の今後
11.6 まとめ

第4部 I-JASの分析
第12章 作文における産出量と語彙特徴
12.1 はじめに
12.2 データと方法
12.3 結果
12.4 まとめ

第13章 作文における語彙レベルとリーダビリティ
13.1 はじめに
13.2 データと方法
13.3 結果
13.4 まとめ

第14章 発話における副詞の使用
14.1 はじめに
14.2 学習者による副詞の使用
14.3 調査の枠組み
14.4 結果と考察
14.5 まとめ

第15章 発話における丁寧体否定文の使用
15.1 はじめに
15.2 学習者による丁寧体否定文の使用
15.3 調査の枠組み
15.4 結果と考察
15.5 まとめ

第16章 総括と展望
16.1 はじめに
16.2 日本語教育・第二言語習得研究の観点から
16.3 縦断研究の観点から
16.4 計量言語研究の観点から
16.5 世界の学習者コーパス研究の観点から
16.6 まとめ
著者紹介
迫田 久美子 (さこだ くみこ)
広島大学森戸国際高等教育学院・特任教授/国立国語研究所日本語教育研究領域・客員教授

石川慎一郎 (いしかわ・しんいちろう)
神戸大学大学教育推進機構/国際文化学研究科/数理・データサイエンスセンター・教授

李在鎬 (り・じぇほ)
早稲田大学大学院日本語教育研究科・教授