言語の多様性から複言語教育へ

言語の多様性から複言語教育へ

ヨーロッパ言語教育政策策定ガイド

欧州評議会言語政策局[著] 山本冴里[訳]

価格
2,200円+税
ISBN
978-4-87424-684-9 C1080
発売日
2016/5/16
判型
A5
ページ数
244頁
ジャンル
言語政策 ― 言語政策入門
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欧州評議会言語政策局によるGuide for the Development of Language Education Policies in Europeの、待望の日本語訳。同じ欧州評議会による提案書『ヨーロッパ言語共通参照枠(CFER)』にくらべ、複言語・複文化の教育活動についてより包括的な視点を提供する。言語教育の方針・・・(全文を読む)をどう定めていくかを考えていく上での貴重な参考書に。

関連情報

目次
導 入
Ⅰ ガイドの目的:共有言語教育政策練りあげのための道具立て
Ⅱ ガイドは誰のために:言語政策の行為者
Ⅲ ガイドの構成:提起される問題群

第1部 言語教育政策
第1章 ヨーロッパの言語政策と言語教育政策─一般的な方向性─
1.1 ヨーロッパにおける国家の言語政策の方向性:単一言語主義から許容された多言語主義へ?
1.2 国家の教育システムにおける言語教育政策:国家語VS外語
1.3 言語イデオロギー
1.4 経済の言語イデオロギー
1.5 小結
第2章 欧州評議会と言語教育政策─複言語主義を基本方針として─ 
2.1 ヨーロッパのための言語政策の方針とはどのようなものか
2.2 複言語主義:ヨーロッパにおける言語教育政策の方針として
2.3 複言語主義:解釈
2.4 小結

第2部 言語教育政策策定のためのデータと方法論
第3章 言語教育政策策定─ 決定における社会的要因 ─ 
3.1 大衆の意見と言語
3.2 ヨーロッパ社会と言語:変化にともない、変化を予期する
3.3 小結:多極化する世界におけるヨーロッパと言語

第4章 言語教育政策策定─ 決定における言語的要因─ 
4.1 その場に存在する言語変種
4.2 言語変種の使用と知識に関する量的データ
4.3 小結

第3部 複言語の教育活動と学習を組織する形
第5章 複言語主義の文化を創る
5.1 複言語主義:言語、人格、市民性教育の方針として
5.2 複言語主義を普及させる:期待される政治的利益
5.3 複言語主義を広げていく:社会的合意を創る
5.4 複言語主義への教育システムを用意する 145
5.5 小結

第6章 複言語教育を組織する
6.1 どのように複言語教育を組織するか?:幾つかの原則
6.2 複言語的展望のもとに教育システムを整備する
6.3 教育活動/学習行程と、教育システム・機関における言語提供との一定期間にわたる協調を保証する
6.4 言語教育活動の間の壁を取り払う
6.5 多様化された教育課程を構築する
6.6 言語教育活動のカリキュラムを変えていく
6.7 言語教育活動の方法を多様化する
6.8 評価の形を多様化する
6.9 言語的文脈によって複言語教育の形を変える
6.10  複言語教育の実施
6.11 小結

補遺1:参照研究の一覧
補遺2:用語説明
補遺3:参照文書 欧州評議会によるもの
補遺4:さらに知りたい人へ"
著者紹介
山本冴里(やまもと さえり)
日本およびフランスの複数の教育機関を経て、現在、山口大学国際総合科学部 講師。2012年に早稲田大学で博士号(日本語教育学)取得。日本語・フランス語(・英語・中国語)で研究活動を行っている。専門は日本語教育学・複言語教育・多言語教育で、特に興味のある概念は「境界」と「周縁」。著書に『戦後の国家と日本語教育』(くろしお出版、2014)。