日本語文法の歴史と変化
青木博史[編]
- 定価
- 3,300円(3,000円+税)
- ISBN
- 978-4-87424-533-0 C3081
- 発売日
- 2011/10/28
- 判型
- A5
- ページ数
- 264頁
- ジャンル
- 日本語学 ― 日本語学専門
- オンライン書店
- amazon.co.jp 楽天ブックス
- リアル書店在庫
- 紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂
日本語文法史研究の論文集。現代語の理論研究や方言データなどから得た新しい知見をふまえ、実態をダイナミックに観察・記述するだけではなく、それに「説明」を加えることを試みた意欲的な一冊。
関連情報
- 目次
- 1. 古代の助詞ヨリ類―場所格の格助詞と第1種副助詞―
小柳智一
2. 「受身」と「自発」―万葉集の「(ら)ゆ」「(ら)る」について―
仁科明
3. 推移のヌ
福沢将樹
4. 指示詞系接続語の歴史的変化―中古の「カクテ・サテ」を中心に―
岡崎友子
5. タメニ構文の変遷―ムの時代から無標の時代へ―
吉田永弘
6. ~テイルの成立とその発達
福嶋健伸
7. 近代語のアスペクト表現についての一考察─ツツアルを中心に─
竹内史郎
8. 述部における名詞節の構造と変化
青木博史
9. 江戸語の推定表現
岡部嘉幸
10. 名詞キリの形式化と文法化
宮地朝子
解説 江口正
- 著者紹介
- 青木 博史(あおき ひろふみ)
1970年生まれ。九州大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員,京都府立大学文学部講師,助教授を経て,現在,九州大学大学院文学研究科准教授,国立国語研究所客員准教授。著書・論文に『語形成から見た日本語文法史』(ひつじ書房,2010),『ガイドブック日本語文法史』(共編著,ひつじ書房,2010),「名詞の機能語化」(『日本語学』29-11,2010)などがある。
「日本語学 ― 日本語学専門」の他の本
-
一般言語学から見た日本語の語形成と音韻構造
窪薗晴夫 著
2023/10/10 発売
-
現代日本語における否定的評価を表すとりたて詞の研究
井戸美里 著
2023/3/10 発売
-
抄物の言語と資料
山本佐和子 著
2023/3/10 発売
-
日本語受身文の新しい捉え方
庵功雄 編著 志波彩子/村上佳恵/大関浩美/定延利之/前田直子/菊地康人/増田真理子 著
2022/12/23 発売
-
現代日本語における形容詞の連用用法
永谷直子 著
2022/4/1 発売
-
日本語の格表現
木部暢子/竹内史郎/下地理則 編
2022/3/24 発売
-
言語コミュニケーションの多様性
窪薗晴夫/朝日祥之 編
2022/3/15 発売
-
五感で楽しむ食の日本語
ポリー・ザトラウスキー 編
2021/12/31 発売
-
上方落語にみられる待遇表現
角岡賢一 著
2021/11/18 発売
-
日本語文論要綱
益岡隆志 著
2021/11/10 発売