日本手話で学ぶ 手話言語学の基礎

日本手話で学ぶ 手話言語学の基礎

松岡和美[著]

価格
2,500円+税
ISBN
978-4-87424-670-2 C1081
発売日
2015/10/7
判型
A5
ページ数
176頁
ジャンル
言語学 ― 言語学入門
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初学者が手話言語学の基礎知識を得るための入門書。「言語学の基本知識を持たない」「手話言語学の基本を勉強したい」ろう者と聴者のために、日本手話ということばの仕組みを豊富な写真入りで平易に解説。日本手話DVD付。

関連情報

目次
はじめに
1. 手話使用者のタイプ
2. 日本手話・手指日本語・混成手話
3. 日本の手話言語学研究の課題
4. この本の特徴と使い方

第1章 手話の音韻
1. はじめに
2. 二重分節性
3. 手話単語の音韻パラメータ
4. ストーキーの手話表記法とその問題点
5. 手話単語の「連続性」をとらえた表記(MHモデル)
6. 手話の音韻現象
7. 両手を使う手話とバチソンの制約
8. おわりに

第2章 手話の形態
1. はじめに
2. 語基と接辞からできる語
3. 語と語の組み合わせでできる語(複合語)
4. 数字や指文字が含まれた手話単語
5. 手話言語の動詞のタイプと一致現象
6. おわりに

第3章 手話の統語
1. はじめに
2. 「構造」の考え方と構造依存性
3. 日本手話の否定表現
4. NM(非手指)表現といろいろな手話構文
5. おわりに

第4章 意味に関わる手話言語の性質
1. はじめに:言語の「意味」の研究
2. 日本手話のテンスとアスペクト
3. 日本手話のモダリティ表現
4. 語の意味的な性質とNM表現
5. 日本手話の情報の並べ方
6. おわりに

第5章 CL・RS・手話の創造性
1. はじめに
2. CL表現
3. RS(ロールシフト・レファレンシャルシフト)
4. おわりに

第6章 ろう児の手話の発達
1. はじめに
2. 手話の音韻の発達
3. 手話の発達とジェスチャーとの比較
4. 手話の発達と年齢要因
5. 手話のクレオール化
6. おわりに

第7章 手話研究を行うために
1. はじめに
2. 手話言語学の研究対象:ネイティブサイナーの言語知識
3. 手話研究を行う際の注意点
4. おわりに

おわりに
参考文献
索 引
指文字表
ストーキーの手話表記システム
著者紹介
松岡 和美(まつおか かずみ)
大阪に生まれる。慶應義塾大学経済学部教授。1988年京都外国語大学卒業。1990年筑波大学大学院教育研究科修了(教育学修士)。1998年コネチカット大学大学院・言語学部修了。Ph.D.(言語学)。マウントホリヨーク大学客員講師、メンフィス大学外国語・外国文学部助教授を経て現職。専門分野は手話言語学(統語論・意味論)・母語の文法発達(モノリンガル・バイリンガル)。論文:The Polarity-sensitive Intensifier Mouth Gestures in Japanese Sign Language(共著・筆頭) Journal of Japanese Linguistics 29(2013)、Case/ Focus Interaction in Young Children’s Interpretation of dake (only) in Japanese 『言語研究』132号 (2007)など。聴者。