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埼玉県東南部方言の記述的研究

原田伊佐男[著]

定価
7,040円(6,400円+税)
ISBN
978-4-87424-712-9 C3081
発売日
2016/12/10
判型
A5
ページ数
360頁 + CD-ROM 1枚
ジャンル
日本語学 ― 日本語学専門
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紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

消えゆく埼玉県東南部地域の方言を言語として記述し、言語学的にその音韻・文法・語彙の全体としての体系と構造を明らかにする。新村出記念財団刊行助成金出版物。久島茂氏による解説、CD-ROM版「埼玉県東南部方言語彙集」付。CD-ROM内に付録として「琉球語の活用の成立に関する考察」も収載。

関連情報

目次
埼玉県東南部方言の特徴と本書の概要
まえがき

1. 音韻
1.1 音素の数とその種類
1.2 音素体系
1.3 シラベームsyllabemeの構造 
1.4 モーラ mora
1.5 モーラ表
1.6 音素とその異音
1.7 母音の無声化について
1.8 鼻的破裂音 faucal plosiveについて
1.9 強調的な子音の gemination(音重複)について
1.10 音韻変化

2. アクセント
2.1 アクセント体系
2.2 アクセント型とその所属語彙
2.3 アクセント各説

3. 文法
3.1 品詞分類
3.2 動詞
3.3 形容詞
3.4 状態詞
3.5 名詞
3.6 副詞・連体詞・接続詞・感動詞
3.7 助動詞
3.8 準体助詞
3.9 助詞
3.10 間投助詞

4. 構文法
4.1 埼玉県東南部の方言(旧北足立郡安行村方言)の「統語的格助詞」の配置
4.2 方言の基本的文型と格助詞

あとがき
原田伊佐男氏の学問(久島 茂)
索 引

付録CD-ROM[PDFファイルにて収録]
・埼玉県東南部方言語彙集
・[付録] 「琉球語の活用の成立に関する考察
─「居り」・「有り」の「終止形」をどうみるか─」
著者紹介
原田伊佐男 (はらだ いさお)
埼玉県草加市生まれ。
早稲田大学商学部卒業
早稲田大学教育学部国語国文科卒業
早稲田大学大学院文学研究科修士課程国語学専攻修了
埼玉県立高等学校勤務・退職