ことばと文字 6号

品切

ことばと文字 6号

国際化時代の日本語と文字を考える

公益財団法人日本のローマ字社[編集・発行]

定価
1,100円(1,000円+税)
ISBN
978-4-87424-649-8 C3381
発売日
2016/10/5
判型
A5
ページ数
245頁
ジャンル
日本語学 ― <ことばと文字>
オンライン書店
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リアル書店在庫
紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

特集「学習者オートノミーの多様な実践-日本語学習の現場から-」。青木直子/鬼頭夕佳/小林浩明/永見昌紀/八木真奈美/奥田純子/ほか


<ことばと文字>
■公益財団法人 日本のローマ字社 編集・発行
国際化時代に「日本語の未来と文字を考える」雑誌。特定の文字による日本語改革論を会員のみで述べあうのではなく、広くことばと文字をテ・・・(全文を読む)ーマとして議論を交わす場に。1~12号は年2回、13号以降は年1回刊行。2号以降は毎号特集あり(品切あり)。

関連情報

目次
【特集 学習者オートノミーの多様な実践-日本語学習の現場から-】

はじめに
青木直子

学習への興味を育てる・維持する ― 継承日本語教室での試み ―
鬼頭夕佳

学習者オートノミーを目指すチュートリアル  ― 学部1年生を対象とした実践 ―
小林浩明

中上級日本語コースにおける「私の挑戦」―カリキュラムへの「個人化」の導入―
永見昌紀

大学における教室を超えた言語学習を目指す実践の試み
八木真奈美

学習の「選び直し」を通した学習者オートノミーの支援  ― 日本語学校の実践例から ―
奥田純子

日本語教室で学習記録簿を使ってみて
奥 優伽子

自習から自律学習へ ― オンライン学習の現状と課題 ―
中島晶子

日本語学習と学習者の世界をつなぐFacebook
―フィリピン人介護福祉士候補者による自律的な学習の取り組みから―
中井好男

学習者の観察からはじめるIT 教材のデザイン
角南北斗

日本とドイツの大学生によるE タンデム
― インターネットを介した学習者同士の学び合い ―
脇坂真彩子

タンデム学習 ―FAQ と経験知からの回答―
青木直子

言語習得のためのソーシャル・ラーニング・スペース ―グローバル教育のグローカル化―
マーリー・ギャロルド、宇塚万里子、フジシマ・ナオミ

【日本語教育の現場から】

地方国立大学(法人)における日本語教育の20 年の変化
―大学の国際化政策と留学生交流との関連において―
松本久美子

アメリカ・カナダ大学連合日本研究センターの上級日本語教育
青木惣一

【海外日本語教育事情】

英国及びオックスフォード大学における日本語教育とその背景
萩原順子

【研究最前線】

日本語教育以外の専門性をもつ大学教員のライフストーリーからの考察
―教員Bの留学生指導の語りと、「私」の「構え」―
松本明香

成人学習論に基づくラウンドテーブル型日本語教師研修の可能性
池田広子

【<論考> ことばの表記・作家と文体】

常用漢字表(平成22年)における追加字種の字体・字形について
―印刷文字におけるデザイン差の扱いを中心に―
武田康宏

常用漢字の源流をさぐる(1)
杉本つとむ

ハルキのレトリック、ルービンのツボ
青山文啓

村上春樹作品における欧文脈をめぐって ―文体構築の観点から― (1)
霜崎 實

【エッセイ】

シンガポールにおける日本語と日本の人気 ―20年間日本語教育に従事して―
窪 祐一郎

【人とことば】

《連載》アイヌの青年歌人・違星北斗の挑戦 一歌集『 コタン』(1930)の成立とその意義一
河路由佳

【書評・新刊紹介】

書評 照山直子(著)『ヴィルヘルム・ロプシャイト 異文化交流の先駆者』(2014 年、鳳書房)
今野真二

新刊紹介 杉本つとむ(著)『江戸時代翻訳語の世界―近代化を推進した訳語を検証する―』(2015 年、八坂書房)
寺田智美

著者紹介