ことばと文字 17号

新刊

ことばと文字 17号

地球時代の日本語と文字を考える

公益財団法人日本のローマ字社[編集・発行]

定価
2,200円(2,000円+税)
ISBN
978-4-87424-974-1 C3381
発売日
2024/4/25
判型
A5
ページ数
212頁
ジャンル
日本語学 ― <ことばと文字>
オンライン書店
amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 丸善ジュンク堂書店  e-hon 

特集「漢字圏における文字の社会的な変異」。笹原宏之/吉川雅之/立石謙次/荒川慎太郎/吉本 一/清水政明/鈴木 喬/シャルコ・アンナ/岡田一祐/茅島 篤/岩瀬順一/笹原宏之/和田礼子/馬場良二/吉里さち子/大庭理恵子/和田礼子/武田康宏/渡邊淳也/田中 寛/丸山敬介


<ことばと文字>
■公益財団法人 日本のローマ字社 編集・・・・(全文を読む)発行
国際化時代に「日本語の未来と文字を考える」雑誌。特定の文字による日本語改革論を会員のみで述べあうのではなく、広くことばと文字をテーマとして議論を交わす場に。1~12号は年2回、13号以降は年1回刊行。2号以降は毎号特集あり(品切あり)。

関連情報

目次
【特集 漢字圏における文字の社会的な変異】

〈緒言〉漢字圏における文字の社会的な変異
笹原宏之

粤語(広東語)に特有な語形の漢字表記に見られる特徴
─日本国内刊行の市販語学教材を通して
吉川雅之

多様な白族の「文字」─各地域の曲本を例に
立石謙次

西夏文字の創製と使用の実際
─字書に現れる文字は本当に全て使われたのか?
荒川慎太郎

韓国の言語景観におけるハングルと漢字
吉本 一

ベトナムのチュノムに見られる地域差
清水政明

日本における 7・8 世紀の漢字とその変異
鈴木 喬

日本における外国地名・人名の表記の社会的な変異
シャルコ・アンナ

明治 10 年代の漢字と仮名
─かなのくわい よこはまぐみ『かなのみなと』の紙面から
岡田一祐

ローマ字マターに関する一考察:課題と展望
茅島 篤

日本語のローマ字書きについて
岩瀬順一

日本において地域文字、位相文字となったベトナムの字喃
─「紦」(バ)の日本社会における変異の展開
笹原宏之


■〈特別企画〉熊本方言と日本語教育
──『日葡辞書』から外国人看護・介護スタッフのための熊本方言学習教材作成まで

熊本方言と日本語教育
─『日葡辞書』から外国人看護・介護スタッフのための
熊本方言学習教材作成まで
和田礼子

『日葡辞書』の熊本方言
馬場良二

熊本方言における文末表現の計量的分析
─方言要素間の共起関係を含めて
吉里さち子

熊本方言における「ラ行音」の多様性
大庭理恵子

熊本方言が多用される介護施設における
日本人・外国人介護スタッフと高齢者の会話分析
和田礼子

■〈論考〉公用文・表記の個別性
「公用文作成の考え方」の新しさ
武田康宏

コルシカ語のつづり字の独自性について
渡邊淳也

■日本語教育を考える
日本語教育史研究の目的と方法
─言語接触と「平和教育学」からの視座
田中 寛

「日本語教育の認定かつ確実な実施を図るための
日本語教育機関の認定等に関する法律」とそれをめぐる今後の動き
丸山敬介

著者紹介