ことばと文字 5号

ことばと文字 5号

国際化時代の日本語と文字を考える

公益財団法人日本のローマ字社[編集・発行]

定価
1,100円(1,000円+税)
ISBN
978-4-87424-695-5 C3381
発売日
2016/4/12
判型
A5
ページ数
228頁
ジャンル
日本語学 ― <ことばと文字>
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リアル書店在庫
紀伊國屋書店 丸善・ジュンク堂書店・文教堂

特集「続・世界の日本語教育を読む」。古川嘉子・横山紀子/冷 麗敏/エフィ ルシアナ/パンダ・ナビン/キャシー・ジョナック/ナベタ・ジャケリーネ・マミ/ジャン・バザンテ/ヴォロビヨワ・ガリーナ/ほか


<ことばと文字>
■公益財団法人 日本のローマ字社 編集・発行
国際化時代に「日本語の未来と文字を考える」雑誌。特定の文字によ・・・(全文を読む)る日本語改革論を会員のみで述べあうのではなく、広くことばと文字をテーマとして議論を交わす場に。1~12号は年2回、13号以降は年1回刊行。2号以降は毎号特集あり(品切あり)。

関連情報

目次
【特集 続・世界の日本語教育を読む】

海外の日本語教育と非母語話者教師
古川嘉子・横山紀子

中国の日本語教育事情? 北京師範大学の現場からの報告
冷 麗敏

インドネシアの中等教育における日本語教育の発展をふり返って
―非母語話者教師と母語話者教師の役割―
エフィ ルシアナ

インド・オリッサ州ウトゥカル大学での日本語教育導入の試み
パンダ・ナビン

オーストラリアの学校における非母語話者教師の旅
キャシー・ジョナック

相互理解のための日本語教育
―ブラジルの非母語話者日本語教師の役割―
ナベタ・ジャケリーネ・マミ

非母語話者による日本語教育
―フランスの状況報告―
ジャン・バザンテ

日本語教師になって新しい世界が開けた
ヴォロビヨワ・ガリーナ

シベリアにおける一般市民向け日本語教育の今
―日本語が使える環境づくり―
イリーナ・プーリク

ヨルダンにおける非母語話者日本語教師育成の試み
タイムール・ハンドーク

【日本語の学習と教育 最新情報】

インド・プネーにおける日本語教育の潮流
―日本語教育50 周年記念セミナーに参加して―
今村泰也

【研究最前線】

日本語を母語としない年少者への言語教育を考える
―大阪府下の公立小学校での小学生への縦断的調査研究より―
真嶋潤子

SNS世代の女性シンガーが歌うJポップと英語へのコードスイッチングの機能
松田結貴

【<論考> ことばの表記】

日本語の文字体系の将来にむけて
吉田和彦

漢字の新旧字体について
吉本 啓

占領軍、文部省、国語審議会に「漢字廃止・ローマ字化」の方針は存在したか
―「当用漢字表」・「日本人の読み書き能力調査」を背景に―(下)
茅島 篤

【ことばの教育の現場から 研究と実践】

外国語学習における例文をめぐって
―その理解における文脈構築の重要性―
青木惣一

簡易型トゥールミン・モデルを取り入れたレポート作成授業の試み
尾崎和香子

授業内アンケートの結果分析
―授業満足度との相関性が強い要因は何か―
金指 崇

【人とことば】

《連載》堀川潭(1953)「第三交響曲」とドナルド・キーン
―元米海軍訊問官と元捕虜の交流における葛藤と超克―
河路由佳

《連載》中学教師、黒柳勲の漢字に関する報リポート告

―『俗字略字』の意味するもの(最終回)―
杉本つとむ

【書評】

パルデシ プラシャント・桐生和幸・ナロック ハイコ(編)
『有対動詞の通言語的研究-日本語と諸言語の対照から見えてくるもの―』(2015 年、くろしお出版)
堀江薫

影山太郎(編)
『複合動詞研究の最先端-謎の解明に向けて』(2013 年、ひつじ書房)
望月圭子

田中寛(著)
『戦時期における日本語・日本語教育論の諸相 日本言語文化政策論序説』(2015 年、ひつじ書房)
酒井順一郎

著者紹介